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精巧な彼と彼女  作者: ぺんぺん
1/3

第1話 『近未来』


技術革新が進みに進んだ近未来。


特にロボット技術の進歩は素晴らしく

人類はほとんど完璧な人工知能を作り上げた。


そして、人工的な肉体にも関わらず

見た目、触り心地、質量的にも

何の違和感もないロボットも作り上げた。


完璧な人工知能、完璧な肉体


こうして精巧な人間もどきが完成した。



人間とロボットの共存世界

しかし決して相容れない両者


人と機械の差別化


そんな世界で1人の人間と1人のロボットが

恋に落ちてしまった



精巧過ぎて分からない気持ち


人間とロボットの違いは何か。


ロボットにも心がある世界で

切なく、叶うことのない物語。





--午前6時30分 起床の時間デス--

部屋に機械音が響く

「…朝か…目覚まし止めて。」


--了解しまシタ--

この機械音の正体はお世話ロボット『エイミー』

どの家庭にも1台は…いや1人は存在している。


家庭用量産お世話ロボットだ。

容姿が女性ならエイミー。男性ならチャーリー。

起床アラーム、予定や天気などの必要なお知らせ、家事全般など何でもこなしてくれる超万能ロボだ。


例えば…

「エイミー今日は午後から雨降るかな?」

こんな風に質問してみると


--午後からの降水確率は20%デス--

--念の為折り畳み傘の用意をお勧めしマス--

こんな風に返ってくる。完璧だ。


自己紹介が遅れたね。

僕の名前は神田 ケイ。

高校2年生 都内に1人暮らししている〝ロボット〟だ


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