精巧な彼と彼女
技術革新が進みに進んだ近未来。
特にロボット技術の進歩は素晴らしく
人類はほとんど完璧な人工知能を作り上げた。
そして、人工的な肉体にも関わらず
見た目、触り心地、質量的にも
何の違和感もないロボットも作り上げた。
完璧な人工知能、完璧な肉体
こうして精巧な人間もどきが完成した。
人間とロボットの共存世界
しかし決して相容れない両者
人と機械の差別化
そんな世界で1人の人間と1人のロボットが
恋に落ちてしまった
「こんなに体温を感じるのに〝機械〟なんだね」
人の気持ちを理解できないロボットの様な少女
本田 ユキ 高校2年生
「君のこと好きだと思う。でも不安なんだ
この気持ちも〝作り物〟なんじゃないかって」
ロボットなのに人間らしさ溢れる少年
神田 ケイ 高校2年生
精巧過ぎて分からない気持ち
人間とロボットの違いは何か。
ロボットにも心がある世界で
切なく、叶わない恋