少女は異世界へ行く前準備を始める
【ようこそウルさん、こちらの手違いで大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたことをお詫びいたします】と凄く神々しく美しい女性の方が頭を下げてきました。
【いえ、どなたにで、ももちろ神様にでも間違える時ぐらいあると思いますので、そんなに気にしないでください。宗教の方々に聞かれましたら大変なことには成りそうな言い方かも知りませんが】と気にしてないとウルは言った。
【ありがとうございます、貴女にはお詫びとして、異世界へ行く前に、貴女の両親に会えるように取り計らいましょう。お望みで有れば貴女の記憶を残すことは出来ます。ですが、ご両親の記憶は貴女の存在を消さねばなりません】と神様は申し訳なさそうに言った。
【はい、異世界へ行く時に私の記憶は、そのままにしていただけるのであれば特に問題はありません】ウルは、本心をそのまま口にした。なぜなら、両親の記憶が無くなる事よりももっと悲しいこと、死んで会えなくなるとゆうことを経験してしまったのだから。
【異世界へ行くと、お父様やお母様に会えなくなる事は一緒ですが、たとえ会えなかったとしても、何処かで生きているということがとても嬉しいのです】ウルは笑顔で心境を話しました。
【分かりました。貴女の向かう世界についてと、諸々の説明が終わりましたら、ウルさんの両親をこちらに連れてきましょう】と神様は言って、机と椅子後、紅茶を出した。
【貴女の行く世界はノワール、剣と魔法の世界もちろん魔物もいます】
ウルが産まれるはずだった世界は、魔工学と言う魔力で動く道具が【工学と付くが機械成分はほとんどない】発展した世界
神様の説明によると
一、その世界はステータスやスキルやレベルがある世界。
二、地球の十倍【海五割陸地五割】の割合の大きさがあり世界の四分の三を魔王が支配しているらしいとゆうこと。
三、魔族もいるが人と敵対している者もいれば、共存関係の者もいると言うこと。
四、敵対している魔族と共存している魔族の見分け方
敵対………魔物が魔物の姿のまま人の形をなしている。分かりやすく、敵対している魔族は魔族語しか喋らず、下等生物として見ているもの逹の言葉は一切喋らない。
共存………人のような感じで羽や牙角などが生えている状態
五、獣人、エルフ、ドワーフ、等の多数の種族がいること。
六、勇者召喚によって少しずつ全線を伸ばしていると言うこと。
七、HPが0になると死に、MPが0になると死ぬこともあるが、気絶し起きると基礎MPが増えることもあると言うこと。
ノワールは一般で言うファンタジーの世界観の要で分かりやすく纏めるとこんな感じです。
【本当は決められないのですが間違えてしまったお詫びとしてスキルとステータス、名前、種族、容姿を決めましょう】と目の前に半透明のウィンドウが現れました。
【え!種族ですか?】【ええ、異世界へ行く時に魂はそのままに出来るのですが、貴女の産まれたと言う記録を世界から消すために貴女の肉体を、一度生滅させないといけないのです】【そう……ですか分かりました】と言葉を区切り言葉を紡いだ。
【よろしいですか?】と神様はウルを待ってから聞いた。
【はい、お願いいたします】
【では、名前から決めましょう】
【は、はいえっと、ではウル・M・フェネシスでお願いいたします。Mところには私の名字の舞華姫です】
【分かりました、次は種族をお願いします】
【はい、あのリスト……ありがとうございます。ハーフとかでも問題ありませんか?】【ええ、問題ありませんよ】
種族別リスト
一、人族
二、獣人 獣人個別リスト
兎人族 猫人族 犬人族 熊人族
鳥人族 狐人族等
三、エルフ ハイエルフ ダークエルフ
四、魔族 魔族個別リスト
サキュバス ヴァンパイア リッチ
ガーゴイル 夢食い等
五、ドワーフ ハイドワーフ
六、ランダム
【ランダム?】【ええ、遊び心で入れてみました】【では、ランダムでお願いいたします、色々ありすぎて決められないので】【分かりました 】
デュルルルルルルと何処からともなく音が聞こえてきた。音が止まると、カランと空から木の札が落ちてきました。
【えっと、ヴァンパイアと九尾の妖狐のハーフとのことです】
【当たりですね、ヴァンパイアだけでは日光に当たるとダメージを受け日中はステータスが下がります。ですが妖狐とのハーフと言うことで昼間も問題ありません】
【容姿の事なのですが、ヴァンパイアと九尾の妖狐の場合決まっていまして、髪の色が金か銀、もしくはどちらかの色をベースにして違う色を混ぜると言う感じになってしまいます。身体の作りはまだ弄れます。瞳の色はオッドアイで金と赤になりますのでご了承下さい】
【分かりました、では髪の色を金と銀両方をベースにピンク多目でお願いいたします。身体は、地球の時のままが良いのですが】と言うと神様はウィンドウを弄くり始めた。
少したつと【こんな感じで良いでしょうか】とウィンドウをこちらに向けた。そこには、注文した通りの容姿がそこにあった。
【はい、ありがとうございます。このままで大丈夫です】
【次に、ステータスとスキルを決めましょう。この世界のステータスは、レベルが上がる毎に全てのステータスが均等に上がり、ステータスポイントとゆうポイントが貰えそれをふるとゆうような設定に成っております】
【スキルの方もステータスとだいたい一緒でポイントがありそれを振って進化させます。
スキルレベル事態はそのスキルに添って行動 すると上がります。
スキルがない行動をしても問題ありませんが、スキルを所持している人とそうでない人は出来が変わります。
スキルはその行動を行っていると取得することもあります。
スキルは十個まで選べます】
【はい、分かりました】
スキルリスト 簡易で表示
近接戦闘
剣、槍、格闘、刀、等々
魔法
光、闇、火、水、土、等々
生産
鍛治、木工、料理、魔道具、細工、等々
補助
速度、攻撃力、防御力、器用、等々
【えっと、ウィンドウを見ると固定スキルと言うものがあるのですが】
【それは、貴女の種族によるものです。固定スキルは、スキル枠を使いませんので十個そのまま決められます】
吸血……魔物、人等の生物から血を吸うとその生物のステータスを確認できる。食事は普通のご飯です
蝙蝠化……一定時間蝙蝠になれる。魔物と間違えられて討伐される可能性あり
夜強化……日が昇るまでの間ステータス二倍
飛行……蝙蝠の羽を背中から出し飛ぶことができる
夜目……夜間も昼間の用に見える
狐火……攻撃力としては低いものの相手を怯ませたり、まとわりついて継続ダメージを与える。
狐化……一定時間狐になれる。蝙蝠化と以下同文
【では、スキルは。
経験値取得二倍
必要経験値二分の一
スキル経験値取得二倍
速度アップ
アイテムボックス
魔力強化
魔力操作
鑑定
魔道具生産
重力魔法でお願いいたします】
【分かりました。では、ステータスポイント100ポイントを振ってください、HPとMPには振れませんのでご了承下さい】
【はい、ステータスの方は、
攻撃力に10
防御力に10
魔攻に30
魔防に10
器用に10
速度に30でお願いいたします】
【はい、振ってもらったポイントを基礎ステータスに換算しますね】と返事をしたあと神様はウィンドウを操作した。
【このようになりましたがよろしいですか】
名前 ウル・M・フェネシス
年齢 15歳
種族 ヴァンパイアと九尾の妖狐のハーフ
レベル1
Next 100→50
ステータス【昼間、夜間二倍】
HP 100
MP 350
攻撃力 50
防御力 35
魔攻 100
魔防 60
器用 45
速度 80→10
スキル 【→後効果】
経験値取得二倍
必要経験値二分の一
スキル経験値取得二倍
速度アップ レベル1
アイテムボックス
魔力強化 レベル1
魔力操作 レベル1
鑑定 レベル1
魔道具生産 レベル1
重力魔法 レベル1
固有スキル
吸血
蝙蝠化
夜強化
飛行
夜目
狐火 レベル1
狐化
【はい、大丈夫です】
【では、ノワールに行く前にお呼びした貴女のお父様とお母様にお会いしてください】
少し待っていると、両親を連れ天使が来た。
【ウル】とお母様が私に抱き着いてきた。
【お母様、お父様、申し訳ありません私耐えられませんでした】
【いいのよ、私達は、気にしてないわ】
【ですが、お父様とお母様に貰った大切な身体を【いいの!貴方は私達の事を考えて決めたことなのだから、それとも後悔しているの】とお母様は私を諫めた後優しい口調で聞いてきた。
【いえ、何も後悔はしていません】
【だったら今の言葉は、言っちゃダメよ私達はウルが生きていることが一番なのですから】
【はい】
【私達の記憶が無くなってもウル貴女は、私ううん、私達の大事な娘なのですから、ほら、貴方もなにか、グス、言いなさいよ】
お母様は喋りながら泣いていた。つられて私も泣いてしまっていた。
【ああ、ウルお前は俺達の大事な娘だ、向こうに行ってもそれだけは変わらない】
【お父様、お母様、はい私は、お二人の娘ウルです今までも、これからも、ですからお父様、お母様お元気で仲良くお過ごし下さい】
【ええ、ウル貴女も元気で】
【ああ、俺達はウルお前の妹か弟が出来ぐらい元気で過ごすから、ウルも元気で】
お父様の冗談でもないでしょうがあれな発言で、女性陣は顔を赤くしてしまいました。もちろん私も。
【もうお父様たら!】と私が怒ると皆から笑い声が上がりつられて私も笑いました。
笑いがおさまると私は、【神様もう大丈夫です、お願いいたします】
【分かりました、ノワールまでの陣作ります】
神様は何かを唱え始め少したつと。【これに入ればノワールに行けます】
【分かりました、ではお父様、お母様お元気で】
【ええ、うむ】と同時に返事が帰って来た。
ふふお父様とお母様はやはり仲良しで羨ましいですねと思いながら陣の中に入ると意識が遠のいた。