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少女は異世界へ【仮】  作者: アシェリート
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少女の始まり

【お母様、お父様申し訳ありません、これ以上耐えられません】少女は目に涙を浮かべ、一言謝ってから白い靄の中に入っていった。


ことの始まりは少女の父親と母親が他界したことから始まったのです。


少女は、眉目秀麗、才色兼備、文武両道とついてもいいはずなのだが、昔から皆に嫌われていた。その理由も、よく分からないのだ。


小学二年生の時クラスの人に、【何で嫌ってるんですか、悪いところがあるなら直しますので教えていただけませんか】とクラスで話していた男子に聞くと、【知らねーよ、何かお前見てると無償ーに腹が立つんだよ。なー皆もそうだろ】クラスの皆からそうだ、そうよと大合唱が始まり、少女は教室から逃げるように帰ったのです。


理由も分からず。父親と母親には、相談出来ず、虐めは月日が流れる毎にエスカレートしていった。


でも、両親には心配掛けたくないので毎日学校には通い続けた。そんな月日が流れに流れて早くもないが、六年の月日が流れた。


いつも通りの日々を過ごしていたある日の帰り道、いつも使っている道に不良がたむろっていたので遠回りして帰ることにした少女は、不思議なことが起きました。


少女が道を歩いていると、急に霧が出始めて、数歩進むだけで目の前が見えなくなるぐらい濃くなったので、慎重に壁づたいで進みます。


一、二分歩いていると、霧が晴れて来たので普通に歩き始めると、何処からか【お嬢さん】と、聞こえてきたので周りを見回してみると、今時珍しい路上占い師がそこに今した。


【お嬢さん、ちょっと寄って行かないかい】と声を掛けられた少女は、【いえ、私お金を持っていないので、ご遠慮いたします】と断りを入れ帰ろうとすると、【大丈夫じゃから早くこっちにきんしゃい】と有無を言わせない感じで言われたので、【ではお願いいたします】と一言断りを入れ椅子に座った。


【フム、近々お主の大事な人に不幸なことが起きるじゃろう、それの後じゃが、お主の人生とって重大な分岐点が訪れるであろう】と占い師の言葉を聞いていた少女は、顔を青ざめさせながら【お父様かお母様に不幸なことが】と何度も小声で繰り返していた。占い師の人がまだ何かを言っているが、少女は占いをしてくれたお礼だけ言い残し走って帰た。


家に着いた少女は、電話かけ始めた。共働きで両親とも家にいないので、毎日の日課である帰ったら電話をするという建前で両親の無事を確認することにしたのです。


プルルル、プルルルと電話音が聞こえて来ました。いつもなら二回で出ない場合は切るのですが今日は三回目まで掛けました。


プルガチャ【もしもし、潤今日はいつもよりちょっとだけ遅かったのね】と母親が電話に出たことで無事なことが確認出来たのです。【えっと、今日は、遠回りして帰りましたので少しですが帰りが遅くなってしまいました、申し訳ありません】【ううん無事ならいいんだから謝らないで】【はい、お母様お仕事頑張ってください、お父様にも頑張ってくださいと伝えて頂けませんでしょうか】【はーい、伝えとくわね、帰りは何時もの時間になるから夕食はちゃんと食べるように、あとそれか…ら戸締まりもきちんとすること】と途中から早口になったお母様は言い終えたあと直ぐに電話を切ってしまった。


電話の途中で仕事場の人の声が聞こえたので、トラブルか何かが会ったのだろう。頑張ってくださいと小声で言ってから電話を戻した。遅くなったが少女の名前は舞華姫 潤【まいかひめ うる】名前を書く時は、漢字表記ではなく今後のためにカタカナ表記でウルの名前のみ書いて行きます。


少女改めウルは、食事と宿題を済ませて、両親の帰宅を読書をしながら待っていた。でも、何時もの時間になっても帰って来ないので電話を掛けようとリビングに向かっていると、丁度電話が鳴ったので取ると、知らない男性の声が電話口から聞こえて来ました。

【 もしもし、そちら舞華姫さんのお宅でよろしいでしょうか】と丁寧な口調で聞かれました。【はい、こちら舞華姫家で間違い御座いませんが】と返すと 【こちら、○○警察署の者なのですがご両親が事故に遭われまして、病院に搬送される前に息を引き取られましたので、こちらでお預かりしおりますのでご確認をお願いいたします、お嬢さんの年齢を考慮して送迎こちらでいたしますので】ウルは震える声で【は…い】と返事を返した。


違う絶対に違うと考えながら待つこと十分パトカーが到着したので鍵だけを開けた【○○警察署の者なのですが先ほどお電話いたしましたけんでお伺いしました】と警察手帳を見せながらだったのでチェーンも開け着いて行く。また、十分位たつと今度は警察署に着いた。


ウルは、案内されるまま着いていくとそこには、霊安室と書いた扉があった警察の人が【こちらです】と扉を開けてくれたので入ると二枚の白い布があった。ウルは二枚の布の中央に立ち左側の布をゆっくり捲るとそこには、母親の眠っているような顔があった。ウルは、涙を堪えて右側の布を捲るとそちらには父親の眠っているような顔があり堪えきれずに泣いてしまった。


泣き止むと、警察の人が事故のいきさつを話始めた。【今回の事故の原因は、大型トラックのさけおび運転が原因です】と原因を簡潔に話してくれたので今のウルの状態でもそれだけは、理解できた。


【あの、トラックの運転手さんの方は、無事なのでしょうか】とウルは下を向きながら聞いた。【いえ、トラックの運転手も病院に搬送された後直ぐに、息を引き取らたようです】ウルは、両親の敵が亡くなって要ることに少しだけ安堵した。もしも生きていたら、復習を考えてしまいそうだったからである。


【お嬢さんはまだお若いので、親戚の方に連絡した方が良いと思いますよ】【はい、家に帰りましたら親戚に連絡いたします】【そうですか、お気を強くお持ちください】と言い警察の人は帰りの車を回してくれました。


ウルは、家に着くと親戚の人達に両親の事を連絡したあと、布団でまた泣いて朝を向かえた。


翌朝、一番近い親戚が朝から来てくれました。【ウルちゃん、大丈夫?朝ご飯少しでもいいから食べなさいね】と母親の姉叔母朝食を用意してくれていました。【はい、早月叔母様】頂きますと一言言って食べ始めた。


 ウルは食事を終えると【早月叔母様、お葬式等の手続きの仕方など教えていただけませんか】と早月に確認し始めた。【大丈夫よ、手続きはこっちでやっておくから】と早月は一言言って電話に向かった。ウルは、食器を洗い棚に片付けてから部屋に戻った。


 それから叔母様が手続き等色々なことをやってくれたので、無事お葬式を終え誰が私を引き取るかと言う話し合いになりました。結論だけ言うと父方の兄である彰叔父様が引き取る事になりました。叔父様は結婚はしているのですが、奥様との間に子供がいないと言う事なので奥様との話し合いの結果引き取るとなったようです。

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