第二話 出会い
投稿が遅くなってすみません。
まぁ期待してくれている人なんて居ないと思いますけどねw。
「ここは?」
俺は死んだはず。なのになぜ体があるのだろうか?
だがしかしその数秒後、俺は異変に気づく。
「あれ?俺は山の崖から落ちたはず。なぜここで寝てるんだ?」
俺は一度あたりを見渡した。
「お、無事か?」
「無事じゃないに決まって・・・あなただれですか?」
俺は目の前に突然現れた誰かに対して、動揺を隠せなかった。
「おお、悪ぃ悪ぃ。俺はアメガだ。」
「俺はセイイチです。助けてくれて、ありがとうございました。」
俺は早くに自宅に帰りたかった。
だがそのとき、アメガの口からとんでもない言葉が発せられた。
「いや、助けたというよりは・・・。お前が“この世界”に来たんだろ?」
「え?どの世界・・・ですか?」
俺は思わず聞き返してしまった。
「え?分からないのか?」
俺はアメガさんに真実を話した。
「崖から落ちてこの世界に来たと・・・。それはどんな崖だった?」
「暗い山林を抜けた先にあった高低差50メートルはある崖でした。」
俺がそう話すと、アメガさんの顔が急に青ざめた。
「セイイチ、ここからは俺も真実を話す。落ち着いて聞いてくれ。」
アメガさんはいろいろなことを教えてくれた。
俺が落ちた崖はあの世へと続く樹海の先の崖だったこと。
この世界は悲しみや憎しみに満ち溢れた異世界だということ。
この世界に来てしまったら、そのものに与えられた使命を果たすまで帰れないこと。
俺の使命は“この世界から悲しみや憎しみの原因を排除し、この世界を現実世界と融合させる”だということ。
他にもいろいろ教えてもらった。
ここで俺の現実世界に帰るという希望はなくなってしまった。
「セイイチ、さっきも言ったが現実世界へと戻るにはこの世界から悲しみや憎しみの原因を排除して、この世界を現実世界と融合させるしかない。」
「はい。」
「この世界での悲しみや憎しみは現実世界ともリンクしている。というより、この世界の感情は全て現実世界とリンクしている。」
「はい。」
「だからこの世界で死んでしまったら、現実世界のセイイチも死んでしまう。」
「アメガさん、現実世界の俺の体はどこにあるんですか?」
「今は言えない・・・。申し訳ない。」
「そうですか・・・。」
俺の体がどこにあるのかが気になるがそれも仕方が無い。
「ところでセイイチ、魔法とかの心得はあるか?」
「え?ないですよ?」
「じゃぁ練習・・・だな。」
そしてここから、魔法習得の練習が始まった・・・。