死食2
西野啓吾は聖帝大学で英語の講義をしていた。
「それじゃぁ、各自次の講義までに先程の配布したプリントを訳してくるように。今日休んでる奴にプリントと説明しとけよ。質問ある奴以外は帰っていいぞー」この後来客の予定があったので早めに講義を終わらせたが早く終わらせすぎてしまった……
大学の近辺でも散歩するかな…
聖帝大学の近辺は喫茶店やファストフード店が多くありそこらじゅうからいい匂いが漂ってくる。
「腹減ってきたな。……時間には余裕があるし何か食べてこうかな。」
「……餃子……」
「餃子かぁ、この後何も無いならいいけどな。っておい」
「買ってくれないの?西野教授ケチだなー」
「なんでここにお前がいるんだよ。鈴谷。」
「なんでって今日の講義もう終わったんで帰ろうとしたら西野教授がふらふらしてたので奢ってもらおうかとね♪」
そう言いながら奢って♪奢って♪っとアピールしてくる。彼女は鈴谷美来。西野のゼミ生で聖帝の中でも屈指の美人である。そして奢らせる事でも有名である。だってねぇ美人が奢って迫ってくるんだよ?しかも人混みの中でだよ?断わりにくいよねぇ……
さて、どうしたものか考えていると断末魔のような叫び声が聞こえてきた。
「えっ!?なに?」
「何だ?」
あたりが騒がしくなっていく中
「誰か!救急車!早く!早くして!」
叫び声が聞こえた方からだ。
なぜだかわからないがやな予感がする。
「西野教授、見に行きましょう?」
「あぁ」
西野と鈴谷は様子を見に駆け出した。
なぜ餃子かって?食べたかったんだよ書いてるときに