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死食1
初投稿です。拙い文章ですが楽しんでいただければ幸いです。
戸森創太は本庁の屋上で灰色の空を眺めていた。
降ってくるかなぁ…傘持ってくればよかったなぁ。なんてことを考えながらタバコに火を付けていると背後から
「戸森さん!こんな所にいたんですか!もう、探したんですよ?」っという声がした。
「悪ぃ悪ぃ」と適当に返答しつつ振り返るとそこには息を切らした三川がいた。
「それで?何の用があって来たんだ?」
「え?……あっ殺しですよ殺し。先ほど通報がありましてね……」
「わかった。すぐ行く。」はぁ、と溜め息をつきながら戸森は現場へ向かった。