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三すくみの騎士  作者: 熱海の梅
2/4

2話 錬金術との出会い

気が付くと俺はベットで寝ていた

トラに噛まれた傷が治療されている

「何処だココ」

体のあちこちが痛んだが上半身を起こす


「気づいたの」

俺の痛々しい体に思いっきりタックルを噛まして来る楓

「ぐあああああ」

「大ちゃん良かったよー」

抱き付いた楓はそのまま泣き出してしまった(泣きたいのは俺だ)

と思いながらもゆっくりと楓の背中を撫でてやる

楓が落ち着きを取り戻したようなので、あの時何があったのか聞いてみた


楓の話によるとあの後、何かがあの場所に投げ込まれ煙が立ち込めた後煙は直ぐに消え、暴れ回って居たトラが眠っていたそうだ

その後一人の男が俺に近寄り、この部屋に運び込んだそうな

あれから2日たって楓がお見舞いに来たそうだ

それまでは部屋に入れてもらえずに門前払いだったそうだ

そして今この部屋の主は何処かに出かけているそうだ


その後は楓に御粥を食べさして貰ったり・・・これ以上はカット

俺は眠ってしまった


次に目が覚めると夜だった

楓は帰ったのか

あの時俺の腕や足は食い千切られた感触があったんだがな

そんな事を考えているとロープを着た一人の男が部屋に入って来た


「おや、起きていたか、傷は痛むか」

「ああっ痛いが我慢出来る位だ」

「結構」

「教えてくれ、俺の腕や足はあのトラに食い千切られて無かったか」

「ああ千切れてたぜ」

「そうかあの感触は夢じゃ無かったんだな」

「ああ私が治療したからな」

「どうしてくっ付いたんだ、魔法か」

「いや魔法じゃ無い、私は教会騎士や神官では無いからな」

「じゃあ一体」

「私は錬金術師だからな」

「錬金術師」

「そうお前さん達教会の敵の錬金術師だ」

「俺は未だ見習いだ」

「それでも騎士は騎士だ」

「ぐっ」

「傷が痛むか・・・まあまだ寝てろ」ローブの男が部屋を出て行こうとする

「待ってくれ・・・・・俺にも錬金術は出来るのか」

「お前・・・何を言っている」

「如何なんだ」

全身が痛むが俺は怒鳴った

「ふん・・・まあ歩ける様に成るまではココに置いてやろう」

ローブの男が部屋を出ていくと同時に俺の意識も無くなった


あのローブの男が去って3日が過ぎ俺は自分で立って歩ける様になり

自分の家に帰った

母親には楓が話をしてくれたようだ

帰ったらイキナリビンタが飛んで来たがそれだけだった

またいつもの日常に戻り楓の家の酒場でバイトをしていた

バイトが終わり家に帰る途中にあのローブの男が俺に話し掛けてきた


「また錬金術を学びたいか」と

俺は静かに頷いた


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