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第三話 俺の黒歴史

早速俺は放課後にオカルト研究部の部室に行った

宇宙いえひろさんと部長さんはどうやら俺のような鴨を捕まえにいってるようだ。

どういうことだよ、俺うまいことはめられてこの部に入ってしまったが、これからどうすればいいのでしょうか・・。

ところで俺は部室に居ると言ったが、俺一人ではなかった。

俺の隣のいすに座ってるのは俺と同じ一年生の女の子だった。

漆黒の髪のショートなポニーテールに、怪我をしているのだろうか右目に眼帯をしている可愛らしい小柄な女の子だった。


「何だ貴様、私に何か用でもあるのか?」


何か高飛車たかびしゃな性格そうな女の子だ、名前は雪芽千冬ゆきめちふゆ、まさに冷たい態度をする子である


「いや、用ってほどのことはないんだけど・・そういや俺達ってクラス一緒だったような気がするんだけど、気の所為だったか?」


「・・憶えてない、まだ入学して3日しか経ってないんだからな、顔と名前が一致していないんだ」


「まぁ、そうだよな」


俺も正直ほとんどのクラスメイトの名前と顔がまだ一致していないし、まぁ恐らく雪芽さんは変わった感じな人だから何か頭の中に残っていたんだろう・・。


「何か急にこの部活に入ることになっちゃってさ~、これから宜しく頼むよ」


「・・・」


雪芽さんは俺のことを軽く睨めつけてくる

・・俺、何か不味いことでも言ったっけ?


「なぁ・・俺、不味いこと言った?」


「私はこの世に1人しかいない魔眼の使い手だ、ヘタに私に触ると貴様はすぐに肉片になるぞ」


「・・・・あぁ・・・・」


う~ん・・・・やっぱりこの人も・・痛い、イタアアアアアアアアアアアアアアイ!!

何で皆こうなんだ!? この部活の部員は全員頭のねじが緩んでいるのでしょうか!?


「中二病は早く治した方がいいと思うぞ・・取り返しのつかないことになるまえに治すべきだ、このままだと重態だ」


「貴様、今言ってはいけないことを言ってしまったなぁ!」


雪芽さんは椅子から立ち上がる


「お、落ち着けって、わ・・悪かったよ、悪かったって、そんな怒らないでくれ!」


「ゆ・・許さないぞ・・この私の最大の魔法をくらわしてやる!」


「え・・!? まじ、ちょ、冗談だよな!?・・っうぉ?」


俺は情けない声を上げて床に尻もちをついてしまった。


「禁断の魔法だ、痛み一つ感じない・・エターナ〇フォースブリザードを喰らわせてやる!」


「何か名前がすごすぎて強そうじゃない!? って言うかやめてくれっ、ホント謝るからさ!」


何か、エターナルフォースブリ〇ードは嘘だとして、怒ってるのは本当らしい。

エ〇ーナルフォースブリザードとか言っといて普通に殴ってきたりするんじゃないか!?

・・・ここはひとつ、手を打つか

良く言うだろう、刃には刃を、中二にには中二だ!


「ふ、・・・・」


「な・・何がおかしい!?」


雪芽さんは少し俺から一歩足を引いた。


「フハハハハハハッ! ぬしおのれのことを魔眼の使い手といったな」


「・・そうだが、それがどうしたんだ!?」


「主は勘違いをしている! 主だけが魔眼をつかえるとでも? 片腹痛いわ!」


「な・・何だと・・!? まさか、貴様は・・・!」


何か、自分でやっといて何なんだけど、すごい恥ずかしいんですけど・・

何故かこの子はうまい感じに乗ってくれるのだが。


「ふ、我が名は『光滅却者ディストルッツィオーネ』、光を超越するも・・・・」



ガラッ、と部室のドアが開いた。

このドアの開いた音とと同時に俺は我に返った。

うん、この展開は何となく予想が付いたことだ・・後ろを振り返るときっと俺が知ってる男性と女性がいるはずだ・・・。

振りかえったら俺は人としての人生が終わるのではないだろうか・・・。


「・・・・日野後輩・・君には二つ名があったんだな」


「光一君は何だかんだで、この部に入るのは適しているのかもしれないね」


俺の予想は見語に的中。

振りかえると部長と宇宙さんがポツンと立っていた。


「あ・・・ああ・・・・ああああああ」


や・・やばい、これは不味い・・・


「『光滅却者ディストルッツィオーネ』!! 貴様は私が倒す!」


「その名前で呼ばないでえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」





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