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第一話 私は宇宙人

タイトルの由来は

電波 中二からとりました。 いや、どうでもいいっすね


というわけでつまらないかもですがヒマなら読んでみてください


オカルト研究部、まぁ主に幽霊とか、魔法、宇宙人とかの非科学的なものに興味や関心がある生徒が入部するような部活なのだが・・

少し行き過ぎている奴もいなくもないんだが・・。



俺は屋上で一人で昼食をとっていた。

一人で寂しいのだが、それは仕方ないことなんだ。

まだこの私立桜見学園しりつさくらみがくえんに入学してまだ3日目で、俺は友達が今のところいないという現実である。

しかし、屋上にいるのはいいが、横耳に目障りというか、聴いてて洗脳されそうな呪文を唱えているような声が聞こえてくる・・。


「ベントラーベントラースペースピープル」


・・・。

聞いた限りだとこれはよくUFOを呼ぶときに言ったりするようなことだったような気がする。

しかし、何故このようなschoolの屋上でそのように唱えているのでしょう?

ずっと聞いてると食欲がだんだん失せてくる。

俺は耐えられなくなって、その言葉の発信源である独り言呪文イタ電波女に声を掛けてみるようにしよう

ここはきっぱり言うが吉!

言わぬが・・・いや、まぁ良い、俺は物事をきっぱり言えないから中々NOと言えない性格だから色々苦労してんだこの野郎!

・・いや、そんなことはどうでもいいんだが。


「あ・・あの~、何というか少しうるさいというか・・良ければ静かにしてくださるとこちらとしてもよろしいのですが・・」


何て、ひ弱な!

自分で言って悔しくなるな! 初対面の女性には中々強気になれないチキンです、はい。


「・・ごめんなさい、人がいるとは思わなかった・・気を付けます」


少女は軽く謝罪をしてくれた。

なんでだろう、ひどく罪悪感が残るんだけど・・

それにこの女の子、近くで見るとすごく小柄可愛らしくて、銀色で綺麗な長髪、何か、とても不思議ちゃんって感じだ。

・・・何故か頭のてっぺんに動くアホ毛があるんだけど・・。

しかし、何でUFOを呼ぶ儀式的な事をやっていたんだろうか?


「ところで、君・・さっきUFO呼ぶ時の言葉言ってたよね? もしかしてオカルトとかが好きなの?」


「あぁ、私・・宇宙人なんだ」


「え? 宇宙人? それってあれですか『宇宙人』って名前なんですか? それとも『宇宙人』ってあだ名なんですか? いや、ぶっちゃけそのあだ名は酷いですけど」


「いや、本名でもあだ名でもなくて・・宇宙人なんだよ私、それで君は地球人でしょ?」


「え・・・えっと・・宇宙人ですか? あ・・・・あああ」


アイタタタタタタタタタタタタタタァァァァァァー!?

痛い、痛いよこの子! 何これ!? どういう状況ですかこれ!?

屋上にいるこの女の子は自称宇宙人? いや、本人は何か真面目に言ってるみたいだし・・本気でそう思っちゃってるわけですか!?

俺は人生は初! いや・・ヘタすると一生会えないかもしれない地球外の生物と巡り合えたとでもいうのか!?


「・・ってそんなわけあるか、アホぉ!」


気づいたら大きな声で叫んでいる痛い男の子がいた・・俺なんだが。


「何いってるの? 地球人は宇宙人に会うと皆そんな反応するの?」


少女は顔を右に傾けて不思議そうに俺を見据えてきた。


「宇宙人って言うか、宇宙人自称している人に会うときっと皆俺みたいな反応しますよ! っていうか、何ですか!? 宇宙人って普通ありえないでしょう! それに見た限りまんま地球人でしょう、ジャパニーズガールですよ!!」


ぜぇぜぇ、と俺は一人の女の子に対して大声で怒鳴りつけている・・


「・・さっきから何を言ってるか知らないけど、私は宇宙いえひろルリカって言います」


「あ・・ああ、俺は日野光一ひのこういちって・・・まんま日本人の名前じゃねぇぇぇかぁぁ!」











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