第22話 元剣聖のメイドのおっさん、初対面のイケメンに求婚される。
俺たちは異臭漂う橋を渡り切り、中央王都市街の聖騎士駐屯区へと辿り着いた。
この区画は聖騎士が居住する地域となっており、一般の人間が立ち寄ることはまずない。
それ故に、先ほどの商店街通りの喧騒がまるで嘘のように、橋の向こうにはポツポツとした人影しか見当たらない、白い建造物が多く建ち並ぶ静かな街並みが広がっていた。
「ふぅ。何とか橋を渡り切ることができたわね。それにしても・・・・さっきの臭いはいったい何だったのかしら?」
そう口にして、首を傾げるロザレナ。
世間の闇の部分を知らずに真っすぐと育ってきた彼女にあの臭いの正体を教えるのは正直抵抗があったが・・・・これからこの聖騎士駐屯区に住むことになれば、あの橋は何度も渡ることになるだろう。
後で知ってショックを受けるよりも、今の内にこの王国の闇の部分を彼女に教えた方が、幾分かダメージは少ないだろうな。
そう考えた俺は一呼吸挟み、手を繋いで歩いているロザレナへと、肩ごしに視線を向けた。
「・・・・あの異臭は、王国の下層に住む者たちが違法ドラッグを使用していた臭いです。先ほど通ったあの橋の下の奈落の底には、たくさんの貧民たちが暮らしているのですよ」
「えっ・・・・・?」
目を丸くさせて、困惑げな表情を浮かべるロザレナ。
続けて、彼女は疑問の声を上げた。
「い、違法ドラッグって・・・・そんなのおかしいじゃない! 何で聖騎士たちは取り締まらないの!? 聖騎士駐屯区とあの橋はこんなに、すぐに目の前にあるというのに!!」
「聖グレクシア王家は、下層のスラム街・・・・『奈落の掃き溜め』の人々を、国民と認めていないのですよ。ですから、法律の外にいる彼らが何をしようが手を出すことはしない・・・・それが、今のこの国の在り方なのです」
「見て見ぬふりをしているということ? そ、そんなの・・・おかしい、おかしいわよ!!!!! 聖騎士たちは、この国はいったい何をやっているというの!? 貴族の責務はどうしたというのよ!! 職務怠慢だわ!!」
ロザレナのその発言が耳に入ったのか、遠くを歩いていた聖騎士が動きを止め、こちらを振り返った。
何やら文句ありげな表情を浮かべるその聖騎士を見た瞬間、俺はロザレナの手を引っ張ると、急いでその場所から離れる。
「ちょ、ちょっと、アネット!?」
「お嬢様、ここは聖騎士駐屯区です。ですから、大きな声で王政の批判はしない方が賢明です。特に、保守派の聖騎士の耳に入った場合は、厄介極まりないことになりますからね」
「そ・・・・それは・・・・そうかもしれないわね。ごめんなさい。迂闊だったわ」
「これから私たちは聖騎士候補生として、聖騎士団を統括するバルトシュタイン家が運営する学院に入学します。恐らく学院の中には、お嬢様が絶対に許せないような曲がった考え方をする者もいることでしょう。ですが、そんな人間に相対しても、けっして怒ることはせず、感情は抑えて我を出さないようにしてください。レティキュラータス家の力が及ばないこの地では、予期せぬ事態に発展することもあり得ますから。私が言いたいことは・・・・お分かりですね?」
「・・・・・・うん。下手に揉め事は起こさないようにするわ。さっきみたいに、大声で王政の批判をするような初歩的なミスはしないようにする。ごめんね、アネット」
「ご理解いただけて何よりです。・・・・・っと、ここまで来れば大丈夫でしょう」
聖騎士駐屯区の居住エリアを抜けた俺は、主に騎士や冒険者をターゲットにした商品を販売している聖騎士商店街へと辿り着く。
先程通った城門通りの商店街は、食材が並ぶ露店が圧倒的に多かったが、ここは武具を販売している店が大多数を占めていた。
剣や槍、弓、盾、鎧などが、見渡す限りの店には並んでいる。
この聖騎士商店街を真っすぐと通り抜けると、俺たちが目指している聖騎士養成学校は目と鼻の先だ。
今日は、聖騎士養成学校の寮に行って、入寮を果たすのが目的だ。
正式に学校が始まるのは2日後となっているので、まだ学校自体は開いていない。
だから、先に敷地内にある寮へと泊まって、そのまま明後日の入学式に出る算段を、俺たちは付けていた。
「この商店街を通り抜けたら・・・・もうすぐ、あたしたちが通う学校を目にすることができるのね」
俺と同じことを考えていたのか、ロザレナは道の先を見つめながら、緊張した面持ちでそう呟く。
俺はそんな彼女に頷き、手を強く握った。
「そうですね。聖騎士養成学校・・・・・私も実物を見るのは初めてなので、どのような校舎なのか今からわくわくしています」
「あら? 数日前はあんなに憂鬱そうだったのに、今度はやけに乗り気ね? もしかして、学校が楽しみになってきたのかしら?」
「いいえ。ただ腹をくくっただけでございます。ずっと鬱屈していても仕方がないでしょう?」
「へぇ? まぁ、あたしもアネットが暗いままなのよりは良いけれど。それじゃあ、さっそく、学校の姿を見に行くとしましょうか?」
「はい」
そうして俺たちは止まっていた足を動かし、商店街通りを突き進み、聖騎士養成学校へと歩みを進めた。
「・・・・これが、聖騎士養成学校『ルドヴィクス・ガーデン』なのね・・・・」
俺とロザレナは、広大な敷地のど真ん中に聳え立っている巨大な時計塔を、ぽかんと口を開けながら静かに見上げる。
目算ではあるが、あの時計塔は全長、300メートルは優に超えているのではないだろうか。
バカでかい時計塔の周りを囲むように建っている三日月型の建物も、50メートルくらいの高さがありそうなのに・・・・あの時計塔のせいで、何だか小さく見えてしまう。
俺たちは目の前に広がるその広大な光景に、思わず呆然とした顔で校門の前に立ち尽くしてしまっていた。
「あ、あの、も、ももももしかして、貴方たちは・・・・その、今年度の新入生の人たち、なのでしょうか・・・・?」
「え?」
突如背後から声が掛けられ、俺たちは同時に後ろを振り向く。
するとそこには、おどおどとした様子の、水色の髪の少女が立っていた。
彼女は肩から垂れている自身の髪を指で弄ぶと、こちらには何故か視線を合わせずに、静かに口を開く。
「あ、ああああの、こっちには校舎しかないので、も、もし、寮に用があるっ、あ、あるのでしたら、裏門から入った方が、ち、近いですよ・・・・?」
そう言って、「うぅぅ・・・・」と口にし、眉を八の字にする水色の髪の姫カットの少女。
俺は、何処かで見たことがあるその少女の顔に、思わず首を傾げてしまっていた。
「君は・・・・?」
「あーっ! 貴方! この前、あたしが突き飛ばしちゃった子じゃない!!」
「ひぅぅぅっ!? って、え? あ、あの時の元気な子・・・・?」
ようやく少女はロザレナに目線を合わせると、何故か口元をわなわなさせ始め、顔を青ざめ始めた。
「も、もしかしてあの時のお礼参りをしに、わざわざこの学校に来たんですかぁ!? ひ、ひぅぅぅぅぅぅっ!? ゆ、許してくださいぃぃぃぃぃっ!!!!!」
「は、はぁ!? お礼参り!? そんなことしないわよっ!! あたしたちはただ、この学校にある寮に入寮しに来たの!! 明後日の入学式に出るために!!」
「ふ、ふぇ? ほ、ほほほほほほほほ、本当ですかぁ?」
「そうよ。まったく、さっきから何でそんなに怯える必要があるのかしら。貴方、既に制服を着ていることからして・・・・先輩なわけでしょう? 同期の新入生じゃないわよね?」
「は、はいぃぃ、うちは、ミレーナは、去年入学した二期生ですぅ・・・・貴方たちの先輩ですぅ・・・・」
「ミレーナ・・・・? あっ、もしかして君って・・・・」
「はいぃ?」
俺がそう口を開くと、ミレーナと名乗った少女はようやく俺の顔へと視線を向ける。
するとその瞬間、彼女は俺の顔を見て何かを思い出したのか・・・・突如キョトンとした表情を浮かべた。
その反応を見て、俺は自身の考えに確信を抱く。
「そっか、やっぱり君はあの時の・・・・・お久しぶりです。覚えていますか? 私のこと?」
「栗毛色の? ポニーテールの? メイドの女の子・・・・・・? ・・・・・あ、あわわわわわ、そ、そそそそんなああああああああああああっっっっ!!!!! あ、貴方は、もしかしてぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!!!!!!」
「うん。やっぱり5年前、奴隷商団で一緒に捕まっていた子ですよね。まさかこんなところで再会できるとは思わなかったです。懐かしいなぁ」
俺のその発言に、ようやく彼女の正体に思い当たったのか、ロザレナは手をポンと合わせ、納得げな表情を浮かべる。
「5年前、奴隷商団で・・・・? あっ、確かにこの子いたかも!! 何か、ずっと誰かの影に隠れてたおどおどしてた奴!」
「お嬢様、あの時は貴方もずっと私の背後に隠れていたではありませんか・・・・・人のことは言えませんよ?」
「う、うるさいわねぇ! あ、あたしはアネットが足の怪我をしていたから歩幅を合わせていただけよ! ・・・・・何、その小馬鹿にしたような微笑み顔は。何か文句でもあるのかしら?」
「いいえ? 何でもありませんよ? それよりも・・・・ミレーナさん、申し訳ございません。色々とお嬢様が失礼な態度を取ってしまいまして・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「? あ、あの、ミレーナさん? これから後輩として、どうかよろしくお願いしまー---」
「ぴ、ぴえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!! や、殺られるぅぅぅぅぅぅ!! 髪掴まれて顔をガンガン地面に殴りつけられるぅぅぅぅぅ!! うちのトラウマが掘り起こされるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!! 悪魔メイド!! 拷問メイド!! ぴぃややゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!」
「え? は、ちょ、」
俺が最後まで言葉を発する前に、彼女は猛スピードで校内へと走っていき、その姿をあっという間に小さくさせていってしまった。
俺たちはただただ、走り去る少女の後ろ姿をぼんやりと見つめることしかできず。
握手しようとしていた手を、俺は空中で寂しく漂わせることしかできなかった。
「・・・・・何なの、あの子・・・・・」
「さ、さぁ・・・・・私にも分かりません・・・・・」
事前に聞いていた情報だと、どうやら学生寮は三棟あるらしいから、俺たちが入寮する『第二学生寮』までの案内をお願いしたかったのだが・・・・頼む前に逃げてしまった・・・・。
俺とロザレナは互いに顔を見合わせ、仕方ないと言った感じでため息を吐き、そのまま自力で学生寮を探すべく、学校の裏手へと回って行った。
「これがこの学校の学生寮なの? あの時計塔を見た後じゃ何だかこじんまりとしているわね」
「お嬢様、そのようなことを口に出して仰らないでください・・・・」
「あっ、ごめん、思ったことがすぐ口に出てしまうのよ、あたし・・・・・」
「とっくの昔にそれは存じ上げておりますよ。さぁ、無駄に喋っていないでさっさと寮の中へと入って、入寮の手続きを取ることに致しましょう」
「ええ。わかったわ」
そう言って、俺たちは古ぼけた洋館ー---レティキュラータスの屋敷の三分の一くらいの大きさのー---の玄関口に立ち、ドアノブを回して中へと入った。
館内に入ると、どこかカビ臭ささがあるような・・・・老朽化した建造物にありがちな独特な臭いが、俺たちを出迎える。
けれど、別段その程度の臭いで不快になるほどでもなく。
俺たちは木造建築の館内の中を、静かに見回した。
「うわぁ・・・・何か趣きがあるわねぇ・・・・ゆ、幽霊でも出そうな気がするわ」
「流石に聖騎士養成学校の寮なのですから、幽霊の類はいないでしょう。彼らは信仰系魔法や祝福された地は大の苦手ですからね」
「わ、分かっているわよ、それくらい! ものの例えで言っただけよ!」
そう言ってロザレナは、入ってすぐのところに飾られていた聖騎士の白銀の鎧甲冑をチョンと、指で触れる。
今にも動き出さないか確認している辺り、この洋館の様相に恐怖を抱いていることが察せられた。
俺はそんな彼女の姿にクスリと笑みを浮かべながら、下駄箱横に置かれたテーブルへと視線を向ける。
すると、そこにはノートが置かれており、来客用のメッセージが書かれていた。
ええと、何々? 「ご用件のある方はこちらのベルをお鳴らし下さい。ご来客の方はこちらのノートに面会する入寮者と自分の名前を書いて、スリッパ履いて適当に中に入っちゃってください。P.S.、マイス・フレグガルトくん、寮にとっかえひっかえ女の子を連れてきてズッコンバッコンするのは止めてください。ここは売春宿じゃありません。次やったら絶対に容赦しません。見つけ次第・・・・・お前の大事な息子ぶった切ってマジでぶっ殺してやるからなこんのスケコマシがぁ!!」か。
とりあえず、マイス・フレグガルトくんとやらをお嬢様に近づけてはいけないということを理解しましたよ。
ありがとう、このノートを書いた人。
俺はテーブルのハンドベルを手に取ると、チリンチリンと、屋敷内に響き渡るように鳴らしてみる。
すると、奥からドタバタと足音を立てて、何者かがこちらに向かってくる音が聞こえて来た。
「はいー! 今行きますー!」
老朽化したフローリングをギシギシと鳴らして目の前に現れたのは、黒髪の清楚な雰囲気を漂わせた・・・・左目に眼帯をし、学生服の上からエプロンを身に着けたワンサイドアップヘアーの少女だった。
彼女は俺たちの顔を交互に見ると、顎に手を当て、推理するようなモーションを取る。
「もしかして君たちは、今日、入寮する予定の子たちでしょうか〜? メイドの子を連れていることからして・・・・ふむ、事前に知らされていた、レティキュラータス家のお嬢様御一行と推測しますが・・・・どうでしょうか? 当たっていますか~?」
「はい。大当たりです。私は、レティキュラータス家のメイドであるアネット・イークウェスと申す者です。そしてこちらが・・・・・」
「ロザレナ・ウェス・レティキュラータスです。よろしくお願いします」
そう口にして、俺たちは黒髪の少女へと頭を下げた。
すると彼女は、胸の辺りで手を合わせ、俺たちへと柔和な笑みを向けてくる。
「ご丁寧にどうもありがとうございます。私は、この第二学生寮『満月亭』の監督生を努めさせて貰っています、オリヴィア・アイスクラウンと申す者です~。どうぞ、よろしくお願いしますね~」
そう言って、ほんわかとした空気を纏った眼帯少女はロザレナへと手を伸ばし、握手をする。
続けて俺も握手をするが、何故か彼女は俺の手を握ったまま、ジッとこちらの顔を覗き込んできた。
「あ、あの、オリヴィアさん・・・・?」
「君・・・・・・」
ジッと俺の瞳を覗き込み、眉根を曲げ、何やらを考え込むような表情をするオリヴィア。
そんな彼女の姿に俺が困惑していると、横からロザレナの怒った声が聴こえてきた。
「ちょ、ちょっと!! いつまで手を繋いでいるのよ!!」
その声にパッと手を離すと、オリヴィアはニコリと俺に笑みを浮かべる。
「あ、あらあら、私ったら、すいません〜。あまりにも綺麗な瞳でしたから、つい見惚れてしまって・・・・」
「絶対に渡さないわよ。アネットはあたしのものなのだから」
そう口にして、俺をオリヴィアから引き離すロザレナ。
そんな彼女に、オリヴィアはクスリと口元に手を当て、笑う。
「だったら、気を付けた方が良いかもしれませんね。アネットちゃんのような方は、間違いなく彼の好みのタイプだと思われますので~」
「彼・・・・? 誰のこと?」
「呼んだかい? マイハニー」
その時、上階の階段から玄関へ、ひとりのブロンドヘアーの青年が姿を見せる。
彼は両手を広げ優雅な素振りでこちらの階に降りてくると、オリヴィアへと白い歯を見せて笑った。
すると、オリヴィアは先程の淑女然とした清楚な様相とは一変、眉間に皺を寄せ、鋭い目をその青年へと向ける。
「・・・・・マイスくん、私をマイハニーなどと、気持ち悪い呼称で呼ぶのは止めていただけますか~? 反吐が出ますので~」
「おやおや、相変わらず釣れないじゃないか、眼帯の姫君。この俺に靡かない女性は世界広しといえども君だけだよ?」
「貴方に靡くのは尻の軽いヤ〇マン女だけですよ~? 何を、自分が世界中の女性にモテているなどと、ふざけた勘違いをしているのですか~? 頭の中までチ○ポ一色ですか~? お願いですから、さっさと死んでいただけませんか~? 貴方が死んでも誰も悲しみはしないので~。貴方の劣等遺伝子なんて、この世界に残す価値も無いので~」
「はっはっは! 今日も絶好調だな、姫君は! そのツンデレな姿を見る度に、俺に対する君の愛情の深さが分かってしまうよ! でも、申し訳ない! 俺の愛は独り占めはできないんだ・・・・許しておくれ、姫君!」
「はい~? 何言ってやがるんですか~? ブチ殺しますわよテメェ~」
険悪な雰囲気が・・・・・主にオリヴィアからだけだが・・・・・・辺りに漂い始める。
青年はそんな空気などまるで気にした素振りも無く、輝く歯を見せて笑うと、俺たちへと視線を向けて来た。
「君たちが、今日来るって言っていた新しい入寮者の子たちか! 俺の名前はマイス・フレグガルト! 気軽にマイスと呼んでくれて構わなー----」
その瞬間、マイスと名乗った青年が俺を見て、驚いたような表情をして突如固まる。
俺はそんな彼の姿に、思わず小首を傾げてしまっていた。
「あの・・・・・?」
「ー-------------結婚しよう」
「・・・・・・・は?」
物凄い勢いで距離を詰めてくると、マイスは俺の手を両手で包み込んでギュッと握ってくる。
そして、蒸気させた頬と潤んだマゼンダ色の瞳で、キスでもしそうな至近距離で俺の目を真っすぐと、見つめてくるのであった。
第22話を読んでくださってありがとうございました!
続きは明日投稿すると思いますので、また読んでくださると嬉しいです!
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