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クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!  作者: TNKt_k
ダンジョン攻略編
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82話 決着?#2

ここからさらにもう一度、勇義と戦うのか。

MPは今の時間である程度回復回復した。

さっきと同じように全てのステータスを2倍にして、尚且つ[魔力視]を使っても少し余裕はある。

だが、さっき確実にキメていた僕の技から逃げた勇義のステータスは一体どのくらい上がっているのか?



名前:勇義拓哉

種族:人族

年齢:18才

性別:男

職業:勇者


level:13


HP:1020/1550

MP:360/1800


筋力値:600

耐久値:550

魔力値:500

魔耐値:525

敏捷値:575


魔法

火魔法:ファイヤーボール

風魔法:ウィンド

聖魔法:ヒール

無属性:ブースト

光魔法:光属性付与・フォーリーアロー


職業スキル

聖剣装備・剣術レベル7・基礎ステータス倍加・気合・スラッシュ・ダブルスラッシュ


スキル

経験取得値3倍加・鑑定・マナ操作・HP自動回復強化レベル4・MP自動回復強化レベル1・異世界言語翻訳・炎精霊の加護・魔素譲渡・炎操作



称号

聖剣の担い手・異世界人


契約者

大炎精霊フレイガ



気になるのは[炎精霊の加護]と[魔素譲渡]、[炎操作]だ。


[炎精霊の加護]・・・炎精霊の加護を受けている証。加護を与えた精霊の格と加護の強さによって効果は変わる。強い力を持った精霊の場合は加護の力でスキルを貸し与えることが出来る。

精霊の力とスキル保持者の技術次第で一瞬出力を上げることができたりもする。

基本的には筋力値と敏捷値に大きく影響を及ぼす。

現在の効果:筋力値1.2倍・敏捷値:1.2倍・炎操作・ 魔素譲渡


[魔素譲渡(マナハンドバァル)]・・・特別な繋がりを持つ相手に魔素を譲渡できる。だだしスキル保持者の技術力にもよるが何十%かは損失が発生する。


[炎操作(ファイヤムーブ)]


[高位鑑定]でステータスを見てみたが、おかしいことがいくつかあるな。

まず、筋力値1.2倍・敏捷値:1.2倍位の効果であんなにキマっていた固め技が解けるわけがない。

恐らく、[炎精霊の加護]の《精霊の力とスキル保持者の技術次第で一瞬出力を上げることができたりもする》によるものだろう。

さっき技を解かれたことを考えると一瞬位なら2倍位まではいけるのかもしれない。

つまり元々の筋力値600からステータス倍化と大炎精霊の加護で、筋力値600の2倍が二つあるから瞬間的なら筋力値が1800を超えるかも知れない。

こうなったら部が悪いが、魔耐値と魔力値の倍化は捨てて、その代わりに筋力値と敏捷値のステータス倍化の状態異常をレベル2ので3倍にしよう。

耐久も出来れば捨てて筋力値をレベル3で四倍にしたいが、もしものことを考えるとそれは出来ない。

だが、これで僕の筋力値367の3倍で1101、勇義に比べれば低いがこれで何とかなるだろう。


「仕方ない。このまま終って後でごねられても嫌だし、もう一度やろうか。」


「さっきのは偶然だよ?それに僕はまだ負けていし、試合はついてないからね。」


くそ!いつもいつも嫌な言い方してくるな!

偶然はお前の方だろうに!炎精霊が契約してくれなかったら、

あのまま負けてたろうに。


「いくぞ![スラッシュ]」


今は特別に力を強化してないのかそこまで僕と動きに差がない。

あっさりと僕は交わして、攻撃に出る。

相手が実力を出しきる前に早目に決着をつける。

ちょっと痛いかもしれないが我慢しろよ!


<[波擊]!>


[波擊]はさっき使った[掌打]に比べると体の内部へのダメージの強い技だ。

さっきは躊躇ったが今はさっき以上に危うい戦いになる。

ここは出し惜しみ出来ない!


「グッ!?」


しかし、耐久値も2倍の勇義は何とか耐えきる。

だが、そんなに隙を見せているなら、次こそ絞め技で落として終了だ!

勇義を絞める。

初めは抵抗していたが力を抜くと魔素を動かしはじめている。


「炎よ」


勇義がそう告げると、僕が絞めていた付近に集められていた魔素が炎に変わる。


「あっいぃ。」


「もう僕に肉弾戦をするのはやめた方がいいんじゃないのか?」


再度掴みに掛かるが、なかなか上手くいかない。

勇義は炎を僕が攻撃しようとした付近に集めたり、僕の動こうとした場所に炎を持ってきたり、なかなか旨い使い方をしてくる。


「くっそ!」


僕と勇義は、蹴りや拳撃と、剣をお互いぶつけ合う。

相手は剣だから、交わすのにとんでもない緊張と集中力が掛かっている。

そんな時間が長く続いたように感じたが、どうやら30秒位だったようだ。

しかし、この拮抗は崩れだした。


「ふっ!ここからが僕の本気だよ?」


勇義の力と早さが瞬時に上昇した。

交わせない!

剣を腕でガードは出来ない。

剣を剃らすように拳で側面を殴り付ける。


「おっ!遂に君お得意の避けることが出来なくなったのかな?」


[高位鑑定]で勇義の[炎精霊の加護]を視てみると効果が筋力値:2.13倍、敏捷値:2.13倍まで上昇している。

予想より少し強い効果だった。


そこからは一気に試合のの流れが傾く。

勿論、優勢なのは僕じゃなくて勇義だ。

攻防の中で時折攻撃するチャンスはあるが炎操作で守られて決定打にならない。

ここは遠距離攻撃を使うべきだが、僕には致命的なことに遠距離技が一つしかないし、それも詠唱に時間がかかり、威力の低い[ファイヤーボール]のみ………………いや!

他にもあるじゃないか!遠距離攻撃!

僕は隙を見てからそこら辺の岩の裏に行き勇義の対局の位置まで行くと技を放つ。


<[波擊]!>


岩は砕け散りながら、勇義に飛んで行く。

別にスキルが無くても遠距離から攻撃するなんていくらでも出来る。

幾らかの破片に当たってる勇義はそれでも急所を攻撃されまいと炎を集めるがそこに炎などお構い無しと、もう一度一撃を叩き込む!


([飛び蹴り]!)


蹴り攻撃の足なら靴があるから炎があろうと一瞬なら問題ない。

勇義に渾身の一撃が当たり勇義が吹っ飛んでいく。

それと同時に僕に掛かっていた状態異常の効果が切れた。

すいません。もうちょっと続きますよ。


あと、 <>←これで 囲ってある文章は主人公が念じた言葉?(心の中で思ったこととかかな?)です。よく自分も忘れるので時々()とか≪≫とかになってるかもですが………………。

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