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20話 訓練のあとのご褒美

ブックマーク18件達成

累計pvも今日で5000pv達成しそうな感じです

皆さん本当にありがとう!!《*≧∀≦》

「おはようございます。美月様。」


「……?おはようございます。」


あれ?昨日いつ寝たっけ?

思い出せない戦いが終わって倒れたのか?


「すみません。寝ちゃってましたか?」


「はい。それはもうぐっすりと。」


いたずらに成功した!って感じで笑ってる。お茶目なところもあるんだ……。


「すみませんわざわざベッドまで運んで下さって。」


「弟子の世話をするのも師匠の仕事です。」


どうやら実力を認めてもらえたのかな?


「昨日の試合ですが、あんなことは二度やらないでください。次やったらもう二度と技は教えません。もし私が本気で腹を殴っていたら今頃貴方は、肉片ですよ。」


「ごめんなさい。」


「わかればよろしい。……では、これで師匠としての言葉は終わりです。お疲れ様でした。美月様。」


どうやら、メイドと師匠を使い分けて僕に接してくれるようだ。しかし、そうやってクールな顔を作られると崩してしまいたくなる。


「今日はもうやってくれないんですか?さっきの「はい。それはもうぐっすりと。」っていったときの笑顔。見てみたかったな~。」


「なっ!止めてください。からかうなんて。」


「あっ!照れてるやっぱりかわいいとこりありますよね。リリアさん。」


「うぅぅ~!!もう知りません!」


「すいません!もうしませんから許してください。」


そのあと、謝りまくってなんとか許してもらった。「もうしないでくたさいよ?」とはぶてながら言ってきた。可愛すぎる。155㎝という小柄な身長もあって子供みたいだ。

リリアさんは、強くて、国王直属情報隠密部隊副長官なんていう明らかに国の裏側の仕事をしてる人の筈なのに直ぐに表情に出過ぎなんだよ。

ただ、何かもう信頼してもらえた気がする。

いい人で良かった。

この人と一緒に特訓するなら楽しい生活になりそうだ。


「お疲れかと思ったので今日は食堂からごはんをお持ちしました。あーんでも致しましょうか?」


「じゃあ、お願いします。」


「なっ!またそうやってからかうのですか?」


「えー!今回はリリアさんから仕掛けてきたんじゃないですか!責任とっても本当にあーんしてください。」


「確かに仕掛けたのは、私ですが……それは流石に。」


「一回でいいのでお願いします。」


「分かりました!…………あーん……。」


「あーん」


おー、ただのスープなのにめちゃめちゃ幸福な味がする。

異世界サイコー!!

遠藤と高橋のことや[マナ操作]のことなど課題は沢山あるがなんとかなる気がしてきたよ。

上手くイチャイチャさせてやりたかったのでなんかこんな感じに、仲良くなるの早すぎるかな?


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