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186話 恋人たちの休日

今日は更新間隔1日早くなったです。

この調子で、隔日更新に戻したい。

ガレンディアに来てから1ヶ月近く経ちました。

D冒険者ランク進級クエストも無事に終わり今は晴れてDランクの冒険者です。

クエストは少し歯応えがありませんが、昔のただただクエストをこなしていた頃とは違い、冒険をする喜び、仲間との絆、そしてなんと言っても………愛する美月様との冒険が楽しいです。

昔の私はなんとつまらない冒険をしていたのでしょう?


そんな日々の冒険を思い起こしながら宿屋の一階に降ります。

美月様達はまだ寝ている時間ですが、私は料理の腕前を磨くべく宿屋の女将さんの朝食の手伝いをさせてもらっているのです。

本当は美月様の料理を食べたくはあるのですが、私の料理を食べてみたいと言われれば悪い気はしないです。


「あらおはようリリアちゃん。」


「おはようございますエレリカさん。」


「いつも悪いね手伝ってもらって、私に出来るのは朝御飯をサービスすることくらいしか出来ないけど。………それにしてもエリカは遅いわね。リリアちゃんを見習ってほしいわ。……もう時間もないし仕込み始めちゃいましょう。」


「分かりました。」


「ご!ごめん!あ母さん!寝過ごした。」


「もう!直ぐに準備なさい。」


エレリカさんと娘のエリカさんと私で宿屋の朝食を作っていきます。

今日のメニューはビックラビットの香草焼きと、野菜もりもりのコンソメスープ、パンのメニューです。


「おはようリリア。」


「おはようございます美月様。」


あぁ………。

朝から朝食を用意して、夫を支える妻の気分になりますね。

他の仲間達も集まり、皆で朝食を食べます。


「それで今日は冒険は小休止ってことにして、各自自由にしようかと思うんだけどどうかな?」


「そうですねぇ。ずっと同じ生活パターンでは仕事に身が入らなくなるかもしれませんし、適度に休むのは効果的な気がします。」


美月様の提案にエミリアが賛成します。

ふむ。私としては美月様との冒険が楽しいので別に休日はなくてもよいのですが、他の人からしてみればその通りかもしれません。

では、私は…………街の散策でもしましょうか?


「それでリリアとの約束を果たしたいんだけど。今日はどうかな?」


約束……約束…………はて?なんのことだったでしょうか?

……………っ!

忘れていたと言うよりは恥ずかしくて思い出さないようにしていたあのデートの約束のことですか!


「わ、分かりました。」


というか、思い出してみれば25才にもなる私がまだ17才の美月様に対してデートって!

ここは大人の余裕ってものを見せないといけません!


「じゃあ、私達は四人は屋台巡りでもしましょうかね?」


「ムギュ!キュ!」


「いいわね!まだ食べたことのない食べ物ばかりで、いつか食べ比べしたいと思っていたのよ。」


流石エミリア空気を読むのが上手いですね。わざわざ私達が二人になるように誘導してくれるとは。

三人の中で二人が食い付きそうな()でつってしまえばまず大丈夫でしょうし。


服を着替えましょう。

………………………………デートってどんな服を着ていけばいいんですかぁ!

私知らないですよ!

25才処女!初めてのデート、恋愛経験皆無。

どんな服装を着れば……。

………目の前にあるメイド服に手を掛けます。

いやいや、それはどうなんですか私!

いくらなんでも初デートでいつも通りメイド服って女として死んでませんか?

ですが、他に私に似合う服なんてないですし……。






「お待たせしてすいません美月…さ……ま。」


「いや、待ってないよ。」


………………お…おぉ!

普段の美月様の服装と違い今日は、黒を基調としたシックな服……かっこいいです。

恐らくは前もって準備していてくれたのでしょう。

それに比べて私はメイド服………………。


「その僕恋愛経験も無くてこういうのはじめてなんだ。それにこの世界にも詳しくないし………、リリアはどこ行きたい?」


ふむ。

まさか美月様も初デートとは。

ここは大人の女性としてうぶな美月様をエスコートしなければ。

そのために大人の女性として私が返すべき答えは………。


「では、まずは武器屋さんに行きましょう。」



【蜘蛛です◯なにか?】の十巻読みました。

いゃー面白いですね。

キャラも個性あって可愛いし、特に主人公と魔王と人形蜘蛛とソフィアが。


それに一人称で書いてある小説なので凄く勉強になります。

なんであんなに説明ばっかりなのにあんなに面白いんでしょうか………。

あのレベル目指して頑張ります。


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