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181話 レン君

投稿遅れてごめんなさい。

「ねぇレン!何でいつも美月さん達に反発するの?良い人達じゃない!?」


「何が良いやつだ。あいつらなんて所詮、金持ちのお遊びでやってるんだろ?逆にお前は腹が立たないのかよ?あいつらは俺らの夢だった冒険者をばかにしてるんだぞ!」


「そうかなぁ~?………私は別に遊びでやってるようには感じなかったけど……。」


「そうに決まってるだろ!現に三日前なんかは二時間であんなに沢山の薬草を集めたんだぞ?特に月光草なんかは大樹海の奥地で稀に見付かる超貴重な薬草、まともにやって見付かる訳がない。絶対予め準備してズルしたんだろ。」


たった二時間であんなに見付かるなら全Gランク冒険者はひもじい生活をしなくて済むくらいだ。

どう考えてもおかしい。


「それは………う~ん………。でも報酬も分けてもらえたし………」


「それこそ金持ちの道楽だろ?」


ここまで言うとようやくヘテラは不満ながらも小言を言うことはなくなった。


「にしても楽勝だな。」


「もう!しっかりしてよ?」


「大丈夫だろ?もし現れるとしてもはぐれのゴブリン……。大した敵じゃないさ。」


はぁ、少しでも早くEランクになってまともに生活出来るようになりたいなぁ。

そのためには少しでも気は抜けないか………。


………ガサッ……。


「!?」


背後に気配を感じて振り返ると数十m後ろにゴブリンの姿が二匹見える。


「ちっ!本当に魔物が出てくるとは…………。とはいえゴブリン二匹なら余裕だな。」


「私は魔法を詠唱するからレンは構えてて!」


「りょ~かい。」


ゴブリンは俺達を見つけたのか重い足取りでこちらにやって来る。

剣を構えて相手の攻撃に備える。


「ね、ねぇレン………。」


「おい!ヘテラどうしたんだよ!?せっかくの詠唱が途切れちまったじゃんか!」


「なんかあのゴブリンおかしくない?」


その言葉に反応してゴブリンを見る。

すると普通のゴブリンとは違いからだの節々から変な触手が出ている。


「やっぱりただのゴブリンじゃないよ!進化先のホブゴブリン位ならともかく未知の進化先よね?私達の仕事はあくまでも見廻り、ここは様子見に私が残るからレンはギルドに行って人を呼んできて!」


………………確かに俺達の仕事はあくまで見廻り………報告さえすれば仕事は達成する……。

だが、ヘテラの奴をこんなところに残していけば万が一もあるかもしれない………。

それに見たことも無いと言うことはそこそこの強さの魔物のはず!もしかしたらCランク級かもしれない!

そんな魔物を倒せたらFランクどころか、一発でEランクも夢じゃない!

そうなれば俺らはギルドの若手ホープになれる。


「俺らならやれない相手じゃないはず!俺が受けるお前は準備してろ!」


「もう!知らないんだから!」


近くまで寄ってきていたゴブリンの注意を引き受ける。

ヘテラの詠唱が終わりそうだ。

ゴブリンな斬りかかる。

ゴブリンは剣で受けるため脇腹ががら空きになった。


「・・・・・の炎をもって敵を打ち払え![ファイヤーボール]!」


ヘテラの[ファイヤーボール]はがら空きになっていたゴブリンの脇腹にぶつかる。

ゴブリンは想定してなかった方向からの攻撃に対応することが出来ず諸に攻撃を喰らった!


「よっしゃ!どうだ!このクソゴブリン!」


ゴブリンは立つこともままならず地面に倒れ伏せる。

すると途端にゴブリンの体が膨れ始める。

!何か分からないがヤバい!


「ヘテラどけ!」


「キャァ!?」


ヘテラを押し退けて俺の影に押し込んだ瞬間ゴブリンが……弾けた。

遅くなりすいません。

元々年末年始という事で少し投稿を遅れさせようとは思ってたんですが、運の悪いことに工場の発電所でトラブルがあって色々忙しくなって疲れてて書けれてませんでした。

投稿頻度は………ちょっとなんとも言えないですが投稿はしていくので安心してください。

最低でも四日に一回は投稿していく予定です(3交代なので)

すいません。

今後もよろしくお願いいたします

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