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132話 VSイカ


「ヒスイ方向は?」


「う~ん。あっち側に4,5km位のとこかな?」


そう言ってヒスイは指を指す。


「了解、急ごう。」


僕らは全力ダッシュでそちらへ向かう。

1分程走ると、遠くの方にコメ粒サイズの小船が見える。

船の上には人が一人いるようだ。

船の周りには10mはあろうかというサイズのイカが三匹もいる。




種族:クラーケン

年齢:62才

性別:♀

職業:クラーケン


level.92


HP:28620/28620

MP:16430/16430


筋力値:7420

耐久値:9360

魔力値:4680

魔耐値:7950

敏捷値:5830


職業スキル

海流操作・怪力・吸着・渦巻・ソナー・黒煙


スキル

再生・HP自動回復強化レベル4・マナ操作



HPは僕らより高いが他はなんとか僕らの方が上だな。とは言えかなりのステータスだ。

多分、かなりの高位の魔物だろうな。

スキルはたいしたこと無さそうだ。

他の2匹もレベルは90と89。スキルも変わり無さそうだ。


よく見てみるとイカの一体が人間を一人触手にて拘束しているようだが……。

首が曲がっちゃいけない方向に曲がってる………。

あれは駄目だろうな………。

船の上にいる人物はなんとか魔法で耐えているが、急がないと不味そうだ。

ステータス的にはそうだ。この場合は連携は考えずにそれぞれ各個撃破でごり押す方が早く倒せそうだ。


「リリア、ヒスイそれぞれ一匹頼む。クラーケンのレベルは大体90位だ。」


「分かりました美月様。」


「任せなさいよ輝夜!」


ヤバイ!船の上にいる人まで触手が迫っている。


「邪魔だ!どけ[飛び蹴り]!」


蹴りはクラーケンにクリーンヒットして水切りの様に水面を数バウンドして飛んでいった。


「大丈夫か?………………!貴方がなんでここに……?まあいい、あのイカを倒してくる。そこで自分を守っててよ。」


疑問が幾つか増えたが、好都合だ。

取り敢えずはイカを倒して陸に戻ろう。


!!

水面から触手!

もう戻ってきたか。流石、高位の魔物だな。

だが触手のみしか水面から出してこない。

ちっ。あっちは手数が多すぎるな。


《[波擊]。》


触手は[波擊]喰らって引きちぎれる。


「ぐっ!?」


なんで!!

引きちぎったはずの触手が再生して、ぶん殴って来た。

こいつのスキルの[再生]の効果か、元々僕達のいた世界でもイカは再生能力を持った生き物だ。

スキルとイカ本来に再生能力の相乗効果であんなに早く再生するのかな?

HPも殆ど削れてないな。本体を攻撃しないことには埒があかない。

まずは水の中から引きずり出さないとな。


うーん。[断擊]で海を割るか?

でも、そんなアニメみたいにうまくいくか?

それに地面ならともかくここは海だ。

一瞬で水が元に戻ってクラーケンに攻撃する暇なんて無さそうだ。

それなら


《[掬い投げ]》


触手を持ち、引き上げる。

[エアロダッシュ]で浮いているだけだから、上手く持ち上げれるか心配だったが、なんとか持ち上げれた。

一度水面に持ち上げてしまえば、こっちのもんだ。


《[風撃]》


[風撃]は風の弾で相手を弾き飛ばす技だ。

直接的な攻撃力はかなり低いが戦術的に使うなら、それなりに使い道があるスキルだ。

下からクラーケンにぶちかまし更に空中へと弾き上げる。


「水さえ無ければお前なんてただの的なんだよ!」


空から落ちてくるクラーケンの胴体に一撃喰らわす。


《[火撃][波撃]》


[火撃]は手に炎を纏うスキル。[風撃]と比べると特別な効果が無い分単純な攻撃力が優れている。

炎を纏った僕の[波撃]はクラーケンの体の中心に突き刺さり、クラーケンの腹に穴を開ける。

HPも一瞬で激減した。

あの再生能力なら、死にはしてないかもしれないが、まともに戦闘を継続するのは無理だろうな。

クラーケンは勝ち目が無いことを悟ると海深くに潜っていった。


そろそろ更新が安定しそうです。

うーん。

頑張ります。



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