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魔蟲の迷宮で俺は生きる  作者: 十夢 創也
支配者は君臨す
7/12

長らくお待たせいたしました。

さて、朝になったわけだが、近くを探索してみようか。


そう考えながら俺は昨日作った仮宿兼家兼洞穴から出て、地上へ出た。持ち物の確認はもう済んでいるし食料おやつもポケットにいれたままだ。


(しばらくはこの装備でなんとかなるな。)


そんなことを考えながら辺りをうろうろしていると、狼にもにた魔物が姿を現した。ヘルウルフと呼ばれ、Bランク相当の魔物で見たら即撤退、騎士団か腕のいいの冒険者数パーティーに依頼するしかないと言われるが、生憎見た目は子供中身は最強クラスの魔術師である俺には(実力は最盛期とは比べ物ににならないとはいえ)そこ等へんにいる犬と変わらない。脳を正確に狙撃して、今夜の晩ご飯ゲットだぜ!


お、あそこには食える野草がある。ラッキー☆ちゃっちゃっと採取採取~。


ハイテンションになりながら食材を採っていると何処から金属質な音が聞こえてきた。


カチカチ、キシキシ、シシシシシシシ


なんだ?あそこに少し違和感を感じる。さっき少しばかり動いた気がしたが?気のせいか?いや、この世界では前世と違い魔法と言うものが当たり前だ。前世では残念ながら地下に潜り、魔法や魔術、精霊や神降ろしの技術が停滞してしまった。まあかろうじてのこってはいたがな。


警戒のボルテージをMAXまで上げていったん家に戻ろうとするが、気配が消えずに残っている。そのまま1歩、2歩、3歩と歩いてたところで急にそれは襲い掛かってきた!


後ろを振り向きながら素早く呪文を唱える。


「帰!」


景色が瞬時に入れ替わった。間一髪家に転送できたみたいだな。ふう、危なかった。え、闘うんじゃないのって?やだよあんなやつと。なんか表面磨きたての鎧みたいだったし。どう考えてもこんな布で受けたら魂すらぶった切れる。俺の体はお豆腐より柔らかいのですよ。今の段階ではね。


さて、外をみた結果ここが何処だか判明した。子供が産まれたらはいはいと同じくらい早くから口を酸っぱくして言われる言葉がある。


この国に程近い森に貴重な薬草や鉱石が有る、しかしそこに巣食う奴等の所為でそれができない。奴等にに見つかれば血の一滴も残さず貪り食われる。


その堅い殻と凶暴な性質そしてその姿より‘魔蟲’と呼ばれ他の魔物と一線を画す存在として有名だ。同サイズでも数十倍以上の数の魔物を食い尽くせる。小型のドラゴンほどの大きさで国1つ食い尽くしたのは有名だ。


さらに森の構造自体も穴に蔓が張った天然の落とし穴だとか食える食物ものに擬態した寄生生物などのギミック、某県にある樹海のように特殊な磁場を発しているため五感を乱され、一度足を踏み入れたら最後迷い込んんで二度と出られない‘迷宮’のようなつくり。


‘魔蟲’と‘迷宮’、その2つの凶悪極まりない存在が奇跡的な確率で存在が1つになり、‘死の森’としてその悪名を大陸中に響き渡らせた。その森をつついて滅ぼされた国は数知れず、いつしか禁忌となった。


俺を此処に放り込んだやつはよほど俺に死んで欲しいみたいだな。まあ、死なんが。さて、場所も分かったことだし此処を拠点としてこの森を乗っ取るのも悪くない。じゃあ早速準備しないとな。


まず、体が弱いので強化をしようと思う。弱すぎて笑える。この世界では最高だが、前世基準だとちょwwwおまwwwwまじかwwwwwwwwとなるくらい弱い。なので体の中の魔力をいじ繰り回して大きな力を得る。けどね、これね、ものっそい痛いのよ。なにせ体の中で故意に魔力を暴走させるもんだから、元ネタ師匠だけどあの人他に弟子居たんだけど皆これで死んじゃった。そんぐらい痛い。できればもうちょい体ができてからやろうと思ってたんだけど、背に腹は換えられない。いざ!





そして激痛が起こった。体が爆発したような、全身を焼かれるような、1ミリずつ細切れにされていくような、筆舌に尽くしがたい激痛が続く、続く続く続くつづく続くつづくづくづくづくづくづくづくづく



そうしてどのくらい時間がたっただろうか。俺は体をむくりと起き上がらせる。そのまま辺りを見回して乾いた笑い声を出す。


「ははは、なにこれ?2度目とはいえすげえなあ。しかも記憶飛んでるとか笑えるよーで笑えねえ。」


辺りは血だらけ、自身も至る所から血が噴き出しており、事情を知らない人から見ればまさに凄惨な殺人現場にしか見えない。


その後、ベッドやキッチンなど身の回りの物をあらかた錬金術で練成つくって疲れたのでそのまま眠ってしまった。本来ならばホムンクルスやゴーレム等護衛兼暇つぶしの相手を創りたかったのだが、思っていたより消耗が激しかった。無念zzzzzzz。


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