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流行りに乗ってみる。

暇潰しにして頂けると幸い。


タグにも着けましたが、携帯からの投稿になります。

パソコンでの確認ができないので見辛い場合は作者が土下座してますのでなんとか気持ちを押さえて下さると嬉しいです。

よろしくお願いします。

 それは突然だった。


「コレ、お前にやるよ」

「わ、one lifeっすか・・・?」

「そ、俺には合わないみたいでさ、違うの買ったからやるよ」


 仕事先の先輩からもらった一本のゲーム。確か今世間で2大巨頭の一つとして話題になっているオンラインゲームだ。


 MMORPGでよくある基本ストーリーを進めながらモンスターを倒し、武器防具の生産をし、またモンスターを倒し、の繰り返し。定期的に運営が新しいステージとストーリーを追加するので更にそれをクリアし・・・と終わらない、否終わりのないゲーム。


 以上が先輩からの説明だった。

こちとら爽快感溢れるアクションゲームしかプレイしたことがないので、とりあえず貰える物は貰っとけ精神で鞄に入れた。



「ただいまー」

「あ、おかー、夕飯机の上だよー」

「んー、ありがとう」

 5つ離れた姉の尚子と自分の二人暮らし。早くに両親の離婚、着いていった母の苦労の末の再婚からあとは新婚のお二人で、と姉と安い賃貸で気ままに過ごしている。

 リビングに二つ並んだパソコンの内、左を姉、右を自分とし、お互いに仕事に行く以外は引きこもりだ。姉の将来が心配になるが自分も似たものか、と口に出したことは無い。


「ねー、薫ちゃーん、新しいゲーム一緒にやらない?」

「へ?また急にどうしたの?」

「そろそろ流行りに乗ろうかと思って」

 ジャーンとパソコンのディスプレイを自分に見やすい様に傾ける姉。その中にはステータス画面。


【しょー☆ぴょんこ】

Lv.12(アーチャー)

体力 50

攻撃力  30

防御力  40

武器

初心者用の弓


防具

頭 集中のティアラ

胴 初心者用ベスト

腰 初心者用スカート

腕 初心者用グローブ 

足 初心者用ブーツ


アクセサリー



「だっさい名前・・・」

「感想がそれ?!おかしくなーい?」

 すっごい頑張ってキャラメイクしたのに、と膨れる姉が面倒くさいので半透明のステータスの後方に立っているキャラを見る。スラッとした8頭身のアバターだ。ゆるふわ茶髪に銀色のティアラ、垂れたグリーンの目と健康的な肌の色が印象的な可愛いキャラだとは思う。着ている服が残念だけど。


「はいはい頑張りまちたねー、で、何のゲーム?」

「でしょ?私と瓜二つでしょ?」

「何のゲーム?」

「冷たい・・・one lifeだよー、流行ってるでしょ」

「ちょっと待って」

 姉の口から出たゲーム名に鞄をあさる。

「もしかしなくてもコレだよね?」

「そー!!!なんでパッケージ版持ってんのぉ?!

 あ、でもこれって運命!二人で一緒に遊びなさいって神様が言ってるんだわ!薫ちゃんナイス!グッジョブ!」


 それなら神様か先輩がグッジョブだろ、と思わないでもないが煩いので適当に流してパソコンの電源を入れる。ファンの回る音を聞きながらパッケージからソフトを出す。貰った当日にプレイするとは思ってなかったが姉が喜んでるならいいか、と暫く爽快アクションは諦めゲームのインストールをスタートした。


「明日から連休だしやってみるよ、その代わり教えてね?」

「勿論!薫ちゃんキャラゲーしかやったことないもんね!お姉ちゃんに一から任せなさーい!」


 張り切っている姉に苦笑しながら、似たり寄ったりなコンプレックスを持っている事は気にせずゲームのスタート画面を待った。





お読み頂きありがとうございました。

なんとなくグダグダと続いていきますのでよろしければ今後ともお付きあいお願いします。


因に元ゲームが数種類あります。

まるっきりオリジナルゲームというのが思い浮かばなかったので…

ニャンニャン、僕は悪いモンスターじゃないよ等々。

アウトだと思ったら下げますのでこっそり教えて下さい。



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