この拳に力を込めて
この拳に力を込めて
この詩は作者の思い出を詩にしたものです
ちなみにこれは夏の頃の話です(詩の中からは決して読み取れないと思います)
今作者は中学生ですがあの頃は受験にも追い回されずに良かったなあと思います
ではどうぞ
この拳に力を込めて
この思いをあいつに届けたい
あの彼方に光る星のような
あのギラギラと照り付ける太陽のような
あの天の向こうにいると言う女神のような
あの天使のような悪魔のような微笑み
ライバルはゴロゴロいる
この拳に力を込めて
この思いをあいつに届けたい
あの眩しくて甘い笑顔に惹き付けられる
この拳に力を込めて
意地を込めて
気合いを込めて
あらゆる思いを込めて
勿論握り拳で勝負
平手打ちなど考えない
相手があの技で来ることを祈り
頭の中を走馬灯が駆け巡る
腹の底から沸いてくる欲望
ライバルの目は飢えた野獣そのもの
そして自分もそう
負けたら指をくわえてあいつが取られるのを見ているだけ
この拳に力を込めて
この拳に誓いを込めて
叫びたくなる衝動
昔からこうだった
後先考えず
ただただこの拳に力を込めて
精一杯力を出し切るだけ
負けたら指をくわえてじっと見ているだけ
負け続けの時は地団駄を踏んで物に八つ当たりをしていた
だが今度は負けない
負けたくないし
負けない自信はある
エベレストよりも高く
日本海溝よりも深く
サハラ砂漠よりも広い欲望が
腹の底から
そして全身から
みなぎり育んで膨らんで
ひしひしと沸き上がってくる
ああ、手に入れたい
手の甲を睨み付けながら
今、動き出す欲望
この拳に力を込めて
逸る思いをこの胸に
この青い空の下
屋根を挟んで立っている
この拳に力を込めて
自分の力を出し切るだけ
勝てる自信はあるさ
なのに
なのに
何故か今回は緊張する
いや、『今回は』じゃ無いか
前も
その前を
大分前も
ずっとか
だが今回は違うんだ
勝てる
そう勝てる
この拳に力を込めて
嫉妬と羨望の眼差しが待ち遠しい
心臓が高鳴る
いよいよ勝負の時
この拳に力を込めて
この拳に意地を込めて
この拳にプライドを込めて
この拳に緊張を込めて
この拳に期待を込めて
この拳に誓いを込めて
この拳に自信を込めて
この拳に思いを込めて
この拳に力を込めて
『ジャンケンポン!!!!!』
小学校の給食でプリンが出てたまたま1人休んでた時のプリンの取り合いの際のジャンケン
どうでしたか
これは作者の小学校の頃の夏(確か7月頃)の給食の時の思い出です
色んな思いを拳に込めて力一杯突きだして・・・・・・
ジャンケン弱かったなあ(笑)今も弱いけど(笑)