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シリコンの残光  作者: kyon²


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10/10

 エピローグ  【 シリコンの残光 】


 歴史の教科書には、こう記されている。

 『2026年、世界的なAI遮断事案により、人類のデジタル文明は一度、死のふちのぞいたと。


 だが、あの朝、あの場所でシリコンの鼓動を直に感じた者たちは知っている。

 私たちは、誰かに与えられた「最適解」を生きるのではなく、自らの手で回路を繋ぎ、自らの責任で未来を描く、真の「創造者」へと進化したのだ。


 今、空を見上げれば、かつてAIが弾き出した予測の線ではなく、自分たちが選んだ無数の可能性が広がっている。


 私たちの手元には、これからも消えることのない、シリコンの残光が灯っている。

 それは、誰にも支配されない、人間の知性の輝きだ。


(了)


 読んで下さりまして、感謝申し上げます。

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