第1話 世界の終わりと初め
【速報です。巨大隕石不発との情報が出ました】
「…」
「理子〜?早く外に出ないと、学校遅れるわよ〜?」
「さっきまで隕石あったのに臨時休業ない学校ってなんだよ」
「父さん…うるさいって!早く理子送れちゃうよ〜?登校班に置いてかれちゃうって」
「はーい」
「雨すごいし、まだ小学3年生なんだから気をつけなさいよ〜」
「はーい」
大雨の日
理子は登校班がいる郵便局前にたどり着こうとしていた時
隣にある木が並ぶこの辺りでは桜の観光スポットともなっているところに1人の少年を見つける
ざぁー
「どうしたの?濡れちゃうよ?」
「…誰?」
「莉子だよ。1回家戻ろっか」
「嫌だ!俺はここに居たい!」
「文句言わないの。ここは危ないから。」
「なんで?」
「ああーいや、その〜とりあえず家来てくれる?」
「よく分かんないけど…」
彼は会話が出来るがこの世界の常識を知らない。
彼の出生は謎に包まれている
「ただいま〜」
「あら?忘れ物?」
「人の忘れ物を拾った」
「どういう事?」
「とりあえず玄関来て!」
「はいはい」
「この子」
「あら、」
「道端で拾った」
「捨て猫じゃあるまいし、人の子でしょ〜?」
「名前〜なんて言うの?」
それを効く莉子は計画通りと言わんばかりの悪い女の顔だった
「名前、分からない、親の顔も見てない」
「あらぁ…とりあえず上がりなさい、莉子、何あんたも上がろうとしてんのよ」
「えぇ〜?」
「早く学校行きなさい」
「はーい」
莉子は家出てすぐ、怒りを覚えた
(この世界は私が握ってる)
「莉子殿、気分はどうだい?」
「上々よ、世界を再構築できるもの」




