少女漫画には程遠く
色気のない 目覚まし時計
喧しくて 焦りも沸かない
見慣れた顔を上手く反射した 午前7時 だ だ だ
昨日 あんな恋をしたのに
目は二重にならないし 足も細くならない
少女漫画みたいにはいかないね
ああ 学校に行かなきゃ
グラスに注いだときめきに比例して
綺麗ばかりが溢れたらいい
猫背を気にして
伸びた背筋は
少し高いだけ つまらないの
彼が視界に入っても
課題を出さないといけないから
プリント束を整える
カツカツ鳴る固い音
それも全部 余計なんだ
ああ 誰かの誰かの誰かさん
どうすればキラキラ咲くのでしょうか
私の恋が
濃く輝かんことを