スタンピードはそんなに頻繁に起こるの?
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早速、回復アイテムなどを揃え町を出る。
ダンジョンへ行く途中ですでに今までにない数の魔物に遭遇して倒して行った。
ダンジョンに着くとすぐに、25階までワープする。
25階はさっきまでいた階層。さっきと変わらない様子であった。
魔物はちらほらいるもののそれほど数はいない。普段道理だ。
警戒しつつもいつも通り24階を目指す。道はわかるのでさほど苦戦せずに24,23階と目指す。
22階、21階もボーナス階であるため、さほど苦戦はしない。安全な道の機能も失われていないしその上を歩いていれば問題なく20階についた。
ギルドで聞いた予想道理なのか、15階~20階は魔物が特に多いらしい。25階~21階までは、いつも通りだった。
20階についた途端、魔物であふれ返っていた。
前来たときは、20階は、ボス階層ということもあり10階ほどではなかったが、魔物も少なく探索もできたが、今は違っていた。
空気にも異質な魔力があり、魔力密度、濃度が高い感じがした。
ダンジョンの魔物は不思議なもので魔物同士あまり戦わないようだった。新緑の森で発生したスタンピードは、魔物同士戦っていたらしく、かなり強い個体がかなり出現しており、冒険者を苦しめていたが、ダンジョン内ではそうではなかった。
強い個体は多少はいたが、何段階も進化するような個体は今のところいなかった。
まだ、スタンピードの前兆だったからなのか、分からないが現状はそんな感じだった。
多く出現する魔物と戦いながらもエメダは何かを見つけたのか、
「なんか人工に作られたみたいな魔道具があちこちに、同じ形をしているし」
エメダは、何かを見つけて指を指す。
そこには、魔道具らしきものが散見された、中には、魔物に壊されてたのか破片もたくさんあった。
改めて20階を見ると怪しい魔道具があちこちに散らばっていた。
「何か、どこかで見た形のような」
マキは、何か何処かで見たのが思い出しそうで思い出せないでいた。
「思い出した。あれは、ギルドで見たんだ」
カルジがマキに言う。
それを引き金に、レンの仲間達も同じような物を持っていることを思い出す。
「あ!あれは、レンのパーティが持っていた物よ。」
マキは、とっさに口に出す。
「レンのパーティ?」
エメダは、初めて聞く人の名前に首をかしげる。
「レンのパーティなんかどこであったんだ?ポータの住人だったよな。」
カルジは、それを聞いて不思議に聞き返す。
マキは、この間食堂にレンを見かけたことや町を出るところで見たことをみんなに話す。
「証拠はないかもだけど、そのレンとその仲間達の仕業ってことなの!もしかして、ポーターに起こった悲劇もレンが原因か!」
ユキは、激怒している。ニウテも、カルジも激怒している。
家族を失い、マキもユキも辛い思いをしてきた。それが、優しく接してくれたレンのせいと魔道具を見て疑うしかなかった。
「この魔力の濃度を低下させないと、きっと魔物の発生が抑えられません。」
マキは、魔力濃度を指摘する。
この世界は昔から魔力の密度、濃度に関係して魔物の発生すると言われていた。
つまり魔力濃度が高い状態が続くと魔物が多くなる。
ダンジョンがそれを物語るかのように、証明するかのように、ダンジョンという閉鎖空間に魔力が集まっているため、魔物も多く発生し、人間に脅威となっていた。
次回の投稿は、5月16日を予定しております。




