祠の中を探索し始めました3
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宝箱を開けて少し、緊張がほぐれたのか、みんなで笑った。
「私達小心者みたいですね。」
「はい。このバフどうしましょう。すごく力がみなぎるんだけど」
バフを大量にかけて貰って、力の行き場が無くなっている。
「じゃ、隣の部屋も行ってみよう(笑)」
ユキは、冗談半分でエメダに言ってみると、まさかの本気にしてします。
「はい。いってきます。なぎたおしてきます。」
バフ前回であるため、電光石火のごとく走り去ってします。
どうやら、次の部屋に行ったようだ。
「え!えぇえぇぇええぇ~」
ユキは、かなり驚いていた。そして、マキに怒られる。
「エメダちゃん本気にしちゃったじゃない。」
「ごめん。エメダちゃんーーーーー」
ユキは慌てて隣の部屋に行く。
マキは、宝箱の中身を回収しつつも、すぐに隣の部屋に向かう。
ユキが次の部屋に到着したが、もう既に戦闘が終わっているようで、魔石が10個も転がっている。
エメダは、息切れ1つしていない。
「え!えぇ~~~~!」
ユキは、大変驚いて何が何だかわからずにいた。
「マキちゃんどんだけバフ盛ったの!一瞬よ一瞬。」
エメダは、バフの盛り過ぎで閃光のように動き魔物に攻撃する時間も与えず、瞬殺していく。
「ユキが部屋に入ったら、目にも止まらぬ速さでぇ・・・フォローも必要なかった。気づいたら、また別に部屋に行ってしまった。」
「あは、あははは。やり過ぎちゃいました。」
ユキは、あとから来たマキに状況を説明するも、全然説明になっていない。
エメダの精神が崩壊したのか、能力向上の高揚感で少しハイになっている。
そして、次の部屋、次の部屋と5部屋ぐらいエメダ一人でバフが切れるまで戦い続けていた。
(裏では、マキがやり過ぎた顔をしている。)
しばらくすると、エメダがマキとユキの元に戻ってきた。
ばたって倒れ込み
「お腹空いた」
ユキも反省しつつもあきれた顔で
「あれだけ動けばそうよ。魔力で強化されて倍以上の速さで動くんだもん」
魔法での強化は万能ではない。早く動けるようになるだけで、自分の体を動かす消費エネルギーが減っているわけではない。
戦えば、早く疲労も溜まり疲れも増えるのだ。
「少し、休憩しましょう。この辺りは、もう魔物はいないでしょう。」
誰かさんが、全ての敵を倒したから、辺りには魔物の気配は感じられなかった、しばらく安全のようだった。
「エメダちゃんが、鬼神のごとく倒したからね(笑)」
「はい。疲れました。イカ焼きをお願いします」
少し罪悪感を感じたのか、マキは
「あ。はい。ごめんね。無理させちゃって」
といいながら、倒したイカを火であぶり食べられるようにするのだった。
次回の投稿は、9月6日を予定しております。




