祠の中を探索し始めました2
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しばらく行くと、小部屋が並んでいる場所に出た。
ある部屋では、
「この部屋にいってみましょう。」
「はい。」
「どの部屋も一緒でしょう。さっきからずっとそうだし」
ユキは、なんか飽きてきたみたいだった。
「ほら、やっぱり魔物が巣くってる。ここは、タコにイカに魚か、食料になるからいいけど」
「食い意地だけは、はっているのね。」
「クウィ~!」
「ユキちゃん面白い。食べられそうな魔物は嬉しいよね」
エメダもユキもずっとお肉生活がよほど嫌だったのか、他の食べ物のために戦っているといった感じだ。
タコとイカの魔物は、結構苦戦する。
狭い室内で派手な魔法は使えない、火を使えば、熱風や息苦しくなる。
氷を使えば、魔物にはダメージが与えられても、自分たちも寒さで動きが鈍くなる。
雷を使えば、地面が濡れているので下手をすると自分も感電する場合がある。
土は、穴が開いて水漏れしたら怖い。というこで、風属性がメインの魔法で戦っている。
「エメダちゃんの方にタコ足が行っている。気を付けて」
「はい。」「バシュ!」
エメダは、タコの足を切りつける。切り落としたタコの足は、体から離れても少し動いていて気味が悪い。
「今度は、イカの足が!!ユキちゃんの方にいったよ」
「わかった。ウインドカッター」「斬」
ユキも足を切り落とす。イカの足は、切り落としたら動かなくなる。
マキは、全体を見渡し司令塔の役もこなす。
皆がバラバラに動くと、攻撃の回数、魔物も多くいるため色んな方向から攻撃が飛んでくるからだ。
戦っているうちに自然と司令塔が必要と感じ、自然とマキがこなすようになっていった。
「たおせたー」
エメダは、喜ぶ。あたりを見渡すと少し奥。魔物の影だったところに怪しい箱が落ちている。
マキは、落ち着いて魔石を回収する。
「宝箱だ!」
ユキも喜ぶ。
やはり冒険の醍醐味、宝箱。何が出てくるのか開ける時はドキドキする。
「ちょっとまった!エメダちゃん悪いけど開けてくれない?魔法で強化してあげるから」
「わ、わかりました。」
宝箱には罠が付きもの。戦士と魔導士のパーティで宝箱の罠には、上手く対応できない可能性もある。
それに、初めての宝箱、どうなるかわからない。
ありったけの魔力でエメダを強化する。物理防御に魔法防御、毒耐性も上げておく。
「魔法はかけたよ。いつでもいいよ。」
「ついでに、魔法障壁」
ユキが気を利かせ、魔法のバリアを3人に展開する。宝箱が突然爆発した時用に念を入れる。
「では、開けますね。えいーーーーい」
宝箱を上手く切り付け蓋が開くようにする。
「宝箱:しーーーん」
どうやら、罠はなかったようだ。
「「「ははははは」」」
3人は、何故か笑い出す。こんなに慎重になって何も起こらなかったからだ。
次回の投稿は、8月30日を予定しております。




