森の縫い目ダンジョン攻略その2
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話は元に戻り、マキ達は、11階から15階に向けて冒険を始めていた。
ボスと戦い、戦いに自信を付けて、階層を進めていく。
11階に降りると、目の前には、湖が広がる森の湖畔だ。
ダンジョンとは思えないほど美しい光景が広がる。
魔物も9階とほぼ変わらないようで、ホブゴブリンやゴブリンが中心で少し余裕だった。
中には、昆虫系の魔物も混ざって出現していた。
魔物の出現もそこまで高くも無く、余裕をもって攻略できた。
湖には、水生動植物や魔物が住んでいた。
水の中の敵には、苦戦するが湖に近づかなければ攻撃されることもない。
魔物も魚系が多く、陸に上がることがないから危なくなったら、攻撃の射程外に逃げればそれ以上攻撃されることは無い。
といっても、魔法で一撃ってこともあるから、お魚料理が食べれるとユキとエメダは喜んでいた。
適当に辺りを探索していたら、12階の道もわかったので、楽な階層だった。
12階は11階層とほぼ同じ作りだった。ただ、ホブゴブリンやゴブリンの中に水属性の魔法やスキルを持ったものがいて、少し驚いた。
12階層もある程度探索したら13階層への道が分かったので、次に進めることにした。
ただ、12階層の湖の真ん中には洞窟のようなものがあり、気になったがそこに行く方法がなかったのであきらめた。
他の冒険者も水の上を渡るすべがないので、諦めているようだった。
パーティは13階へ上った。
12階とは変わって深い森林の岩場の階層となる。9階層と似たようなフィールドだった。
敵は、そこまで強くはなく、11,12階が比較的楽な感じなだけで今までと変わらなかった。
しばらく探索していると魔物と遭遇した。
ボブゴブリン5体だ。
「みんな、魔物よ」
エメダは、前衛で声をかける。このパーティになじんて来たようだ。
皆武器を構える。
エメダ、マキ、ユキは、このチームで3体、ニウテ、ガルジが2体を受け持つチームとして戦闘に入る。
今までも、この割り振りで行っていた。
純粋な戦士職ではないので、ガルジは苦戦するがそこは、ニウテが上手くカバーし、1体魔物を倒す。
魔物の残りが2体になった時に、どこからか声が聞こえる。
「いた、いた、やっと見つけた。」
「たすけてくれ~」
マキ達は、あえて気にせず、こちらの戦闘に集中している。まだ、魔物が2体残っている状況。
その状況で助けに行ったとしても、魔物が増えるだけで、状況は良くならないかもしれない。
また、むやみに助けえを求める側に行っても状況もなにもわからないままで、飛び込むのは、罠かもしれないし得策ではない。
マキ達は、順調に戦闘をこなしていると、声が近づきとうとう、こちらと合流してきた。
次回の投稿は、7月12日を予定しております。




