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聞きなれない魔石師との奮闘記  作者: さんご
成長と旅立ち
43/75

特殊ボス召喚

アクセスしていただきありがとうございます。

駆け出しでわかりにくい部分などありましたらご連絡ください。

ブックマーク登録などしていただけると、作成の励みになります。よろしくお願いいたします。

待機部屋での冒険者の話では、ボスを倒せば奥の扉が開き11階への続く道が開けると聞いていた。


「さっきの話だとボスを倒せば、11階へ続く道が開けるはずですよね」

エメダが不思議そうにいう。みんな首をかしげる。


待機部屋で冒険者が言っていたはずだった。

ボスを討伐すると奥に入り口が開くと、でも、そうはなっていなかなった。

閉鎖空間、静寂と暗闇が横たわる。

謎だけが残り、不安がよぎる。


「わからないね。謎ね。」

ユキも悩んでいる。


みんなで悩んでいると、また奥の方から魔法陣の光が放たれる。


「クウィ~!!」

クウィは奥の方を指を指しているようだ。(手はないけどね)


「えぇ?・・・どういうこと!!」

みんな口をそろえて、魔法陣の方を見る。それと同時に武器を構える。


また、魔物が出現したのだ。

今度は、ホブゴブリンエリートが3体となんだろう。魔物がグレードアップしている。


残りの魔物は、ホブゴブリンではあるようだが、エリートとも普通のとも違う。オーラが違う。

多分、エリートの上位種キングだろうと、推測した。


マキは、すぐにみんなに指示を先ほどと同様に、エリートをみんなに抑えてもらい、私とユキでキングを倒すことにした。


「ぐおおぉぉぉぉ!テ、き、ヲ、タオせ¥・¥¥」

ゴブリンキングと思われる咆哮。


「言葉を話せる?」

エメダは驚く。


今回の魔物は、先ほどとはやはり強さが違う。しかも、戦闘前にかけた成長魔法の効果が咆哮のせいなのか無効化されている。(30分は立っていないはず)


「みんな注意して、成長魔法が切れているはず。身体強化のみでの対応に切り替えてね。」

マキは、大声でみんなに注意を促す。


「わかった。」

兄とニウテは返事をする。


エメダは、もうすでに戦闘にはいっていて聞いている余裕がないようだった。

あまり、時間はかけられない。ギリギリの戦いをしている。


「ユキちゃん。魔石を使う。」


ユキもうなずく。


マキ用に一つ、そして、ユキ用に一つ魔石を割り、魔力を取り出す。そして、ユキへ引き渡す。

さっきと同じように、ユキは風魔法、マキは、氷魔法を同時に使う。


2人は手を合わせ、息も合わせ、魔力を合わせさっきとは比べものにならない威力の合成魔法を放つ。


「ぐもぉぉぉぉ!!ぐもぉぉぉぉ!!」

キングホブゴブリンは、魔法に抵抗する。

それを注意深く観察していた、マキは、合成魔法がかき消される前に、すぐさま小さな風魔法と氷魔法を自分で合わせ、合成魔法に追い打ちをかける。


それを見ていた、ユキも真似をして同じ魔法で合わせる。2重追い打ち魔法とでもいうのか、キングの方へ飛んでいく。

大きさは小さいが、必死に抵抗するキングに追い打ちをかけ、元の合成魔法の威力が落ちずに継続される形になる。

抵抗も虚しく、キングの体力が無くなり、氷漬けになるのを確認する。


「やったよ。マキちゃん。倒せた!!。」

「クウィ~!!」


喜んでいるのもつかの間、3人は苦戦を強いらえれている。

ニウテ、エメダは、戦士ということもあり、最初は驚きからか余裕はなかったようだが、少し戦ううちに多少は余裕を持てるようになり、戦っていたが、兄は違っていた。

すぐに、マキは、兄のサポートに入る。


「お兄ちゃん。今、成長魔法かけるね。」

魔石を使い大量の魔力で成長魔法をかける。


兄は、さっきとは別人のようになり、倍のスピードで攻撃を避け、さらに倍の破壊力で攻撃を繰り出す。アッという間に、魔物を倒す。


エメダ、ニウテにも成長魔法をこっそり掛けなおす。


エリートでもものともせずに倒せるようになり、あっさり倒した。


「マキちゃん?ユキちゃん?すごいく寒いんだけど、どういうこと??」

戦闘を終えたエメダは、寒がっていた。


兄も戦闘が終わり周りの状況を見て、ちょっと怒り気味。

「こらーマキ。やり過ぎだぞ」


ニウテは、暑さや寒さには耐性があるようで、あまり気にしていない様子だった。


戦闘に集中していたこともあり、辺りを気にしていなかったが、ここはダンジョンの中。

冷気の逃げる場所も無く、辺りが氷の世界となっていた。


「ごめん。ごめん。強敵だと思ったからついついつい」

ユキは、悪びれも無く、誤る。そして、弱い炎の魔法を辺りに放ち温める。

すぐに、辺りの温度は暖かくなり、元の温度に戻る。


「ダンジョン内は、魔法も考えて使わないと難しいですね。

炎の魔法は、熱風で仲間にも被害が出そうだし。」

マキは、真面目に答える。


「仲間に被害が出るのは重大だ。今回の氷の魔法が妥当なのかもしれないな。とは言っても、巻き込まないように注意は必要だ」

兄も真面目にマキを注意する。


マキとユキは、やり過ぎたことに少し反省し、うなずく。


そんな話をしている内に、奥の扉があいたようだった。ボス部屋とは違う明かりが差し込み、そして、違う空気が流れ込む。


倒した魔物の素材や魔石を回収し、ボス部屋を後にする。

キングからは強力そうな金ぴかの剣がドロップしていた。


ボス部屋を出るとそこには待機部屋があった。通路のような部屋が用意されていた。

戦いが終わった冒険者があちこちにくつろいでいる。

まだまだ、このダンジョンは10階。魔物は強かったが、ここまで来れた冒険者達だ。怪我をしたものも少ないようだった。

体力を回復するためにこの待機部屋でくつろいでいるようだった。


マキ達もこの場所で少しくつろぎ情報収集をしていた。


冒険者の話では、待機部屋の隅っこの方には、ワープポイントがあるようだった。

このワープポイントに触れて、自分を登録しておくと、ここに戻ってこれるというもの。


このダンジョンの1階にもあるのだという。

ただ、マキ達は気づいていなかったし、気づいていたとしても登録もしていないため、使えなったようだ。


一応、5人みんなで登録しておく。

このワープポイントには、裏技らしきものもあるらしく、その情報は有料だと言われてしまった。



参考程度に記載しておこう。

今回ゲットした魔石だが、ホブゴブリンは、2000~3000の魔力が魔石に宿っていた。

普通のゴブリンは、1000程度。上位種だから2000といったところだ。魔石合成で、ゴブリン同士掛け合わせても、ホブゴブリンができるので、妥当といったところだ。

そして、ゴブリンエリートにいったっては、5000ぐらいの魔力が魔石に宿っていた。多い感じがした。

さらにさらに、今回討伐したキングは、10000~15000ぐらいかかなり強い魔力が宿っているようだった。

魔石合成して魔力を取り出すのは、もったいないので、マキの感覚によるものなので合っているかはわからない。

ただ、ゴブリンエリートに関しては、ゴブリンの魔石を5個合成すると出来上がったので、嘘ではないようだった。

次回の投稿は、6月28日を予定しております。

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