ボス部屋攻略へ
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並んでいても、扉からでてくる者はいない。中の状況などは全くわからなかったが、ベテラン達なのか、周りで色々話が聞こえてきてあまり恐怖はなかった。
30分ぐらいだろうか、並んでいるとマキ達の番が回ってきた。
みんなで一応、気合いを入れて5人でその扉を開け入る。
「あのパーティ5人組か、ちょっと辛いかもな」
入る瞬間どこからともなく、声が聞こえてきたが、後戻りはできなかった。
部屋の中に入ると、扉はします。
辺りは暗かったが、周りに明かりが付き始め、少し明るくなる。
演出なのか、いかにもという部屋の装飾だった。
少し奥の正面には、謎に魔法陣が4つ発動しようとしているようにひときわ目立つ明かりがあった。
「みんな気を付けてね。多分、魔法陣から魔物が現れるよ。」
マキは、みんなに注意を促す。みんなもうなづく。
ダンジョンのボスの部屋は、初めてのマキ達、先ほど周りからある程度聞いていたので、予想はできていた。
どうやら、魔法陣からホブゴブリン3体とホブゴブリンエリート1体が現れた。
エリートは、3体のホブゴブリンに指示を与え、かつ能力値補正があるようだった。
「お兄ちゃんに、ニウテさんに、エメダちゃんは、3体のホブゴブリンを抑えておいて、その間にエリートを私とユキちゃんで倒すから、その前に、強めに成長魔法をかけておくね。」
マキは、みんなに指示を出し、みんなもそれに了解する。
注意深く、慎重にみんな攻撃を仕掛ける。
「マキちゃんやりますか?軽く合成魔法でもかな?」
「いいね。試してみましょう。」
マキとユキはそういうと示し合わせたかのようにマキは、氷の魔法。ユキは風の魔法を発動させ、2人は手を合わせる。
息も合わせ、魔法も合わせる。少し発動に時間は、かかるが合成魔法だ。
洞窟の上の方でクウィも静かに、見守る。
「合成魔法。吹雪!」
「クウィ~!」
ホブゴブリンエリートめがけて、魔法を操作する。
エリートに見事に命中する。その場に強い風と冷気でできた氷で辺りに吹雪を発生させる。
「ぐもぉぉぉぉ!!」
エリートは、魔法に抵抗するもむなしく、エリートは氷漬けになって倒した。
「マキちゃん、楽勝ね、みんなはどうだろう。」
「みんな、加勢するね?」
マキは、みんなに声をかけ辺りを見渡すも、みんなも終わっていたようだった。
「え!え~~!待機部屋の言ってったことっていったい。」
マキは、複雑な表情を見せる。
「みんなの方が早かったのね。」
ユキも驚いていた。
マキとユキあの驚きにその場の空気が和む。
これまで、倒していたホブゴブリンなので、3人も問題なかった。強めの成長魔法のおかげかあっという間に倒すことができた。
戦利品を集め、奥の扉が開くらしいので待っていた。
しかし、ボスを倒し少し時間が立っても奥の扉が開く様子もなかった。
次回の投稿は、6月21日を予定しております。




