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聞きなれない魔石師との奮闘記  作者: さんご
成長と旅立ち
36/75

町の奴隷商での出来事

アクセスしていただきありがとうございます。

駆け出しでわかりにくい部分などありましたらご連絡ください。

ブックマーク登録などしていただけると、作成の励みになります。よろしくお願いいたします。

食事も終わり、いよいよ奴隷商へ向かう。


この世界は、奴隷の制度がある。

ちゃんと法律で奴隷も守られており、奴隷を人として扱うことが義務付けられ、尊厳を失うような振る舞いは禁止されている。

違反が見つかった場合は、奴隷は解放され、その主人が奴隷に落とされる。

奴隷をきちんと登録し、年一回は領主の面談を受けたりもして、不正などを見逃さない体制を整えているが、犯罪はあとを絶たない。


主に、奴隷にされてしまう理由は2つある。

借金で売られることと犯罪などを犯すこで奴隷となる。

借金でなった奴隷は、借金奴隷と呼ばれ、借金を返すことで解放される。(主人のところで働き賃金が借金に当てられる、住み込みの従業員といった感じだ。)

犯罪でなった奴隷は、犯罪奴隷と呼ばれ、基本無期限の奴隷となる。しかし、主人に認められ良い行いをしていけば、解放される場合もある。

ただ、犯罪奴隷は、気性も荒かったり、教育も受けていなかったりと扱いも大変難しく、鉱山などで強制労働者として扱われることが多い。

また、戦闘要員として扱われることもあった。

(主人を守る名目で傷付くのは認められるため、虐待などをした主人はわざとダンジョンなどに潜らせ、傷を負わせごまかすパターンもあった。)


奴隷商の近くに行くと

「へい。お兄さん、かわいい子はいってるよ。」

奴隷商の店員がニウテに話しかける。


「お!人族ですか?おぉぉぉお」

何故かテンションを上げる、ニウテ。


「おい、ニウテ!奴隷を探しに来たんじゃないんだ。何回説教すればわかるんだよ。」

「ごめん。つい」

「ついじゃないだろう。行くぞ」

「ははは!」


店にはいるとニウテは無駄にきょろきょろしている。


「どういった、ご用件ですか?」

お店の中に入ると店員が聞いてくる。


兄は答える。

「奴隷の解放に来た。この子がそうだ。ダンジョンで主人を無くした者を保護した。」

そういうと、店員が奥の偉い人を呼んでくる。


待っている間もニウテはそわそわしている。


しばらくすると、別の店員が現れる。

「私は、この店のオーナーのドレアスです。話はききました。そうですか、念のために調べさせて頂きます。」

そういうと、怪しげな水晶玉を手に


「汝の主がいないのは、本当か?」

水晶玉は、光だす。


「この者の話の真偽は?」

水晶玉は、光だす。


どうやら、真偽を確かめるための道具らしい。


「わかりました。本当のようですね。それで、解放でしたか?」


「はい。お願いします。」


「わかりました。」


ドレアスは、エメダの首輪に手を当て、何やら呪文を唱え始める。

すると、首輪が独りでに抜け落ちる。


「これで、この子は自由の身になります。」


「ありがとうございます。」

エメダが答える。


「え?ちょ・・っ・・と」

ニウテが突然騒ぎ出すが、みんなに抑えられ、みんなで首を振る。


「ご利用ありがとうございます。機会がありましたら是非また来てください。」

「ありがとうございます。」

みんなもドレアスに感謝を伝える。そして、奴隷商を後にする。


「エメダ、これで晴れて自由の身だよ。本当に私たちのパティーに入る?」

「はい。お願いいたします。」

「じゃー、まずはギルド登録かな。」

「はい。あ。奴隷時代に登録してあります。これです。」

みんなにギルドカードを見せる。

ギルドも登録してあるし、ダンジョン攻略できることになった。

(問題がないように見えたが実は…また別のお話)


(参考)

【エメダ 職業:戦士 ♀】

【種族:竜人族LV5】

【HP:102】

【MP:54】

【力:28、速さ:25、知識:12、器用:15、魔力:10、運:15】

【スキル:槍技、武器強化、脱皮】

【身体強化、隠密、気配感知】


次回の投稿は、5月10日を予定しております。

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