マキの杖の完成
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1週間ほど立ち、材料が集まった。
マキの杖を作るのに、ダンジョンでエルフの枝を兄はゲットしていた。
エルフの枝は、エルフが丹精込めて育てた樹木から採取でき、魔力の伝導率もよく、魔力操作も向上するものだった。
大昔、森の縫い目ダンジョンの近くにハグレエルフが住んでいたらしく、それで、たまたま拾ったようだった。
エルフの枝をベースに兄は杖を作ってくれるようだった。(杖はマキのオーダーです)
真ん中には魔石をはめ込む場所を作り、エルフの枝の耐久力を上げるために鉄も素材として用意する。
その他にも魔力を向上させる赤い宝石などを用意していた。
兄は、妹の無事を思い、そして、杖をイメージする。
素材を真ん中に置き、兄は手を当ててスキルを使う。
「武器生成」
集めた材料が一か所に集まりだんだんと形を変えていく。
そして、兄がイメージした杖に変わり安定する。
武器生成でできた杖にデスウルフの魔石をはめ込む。
真紅で美しい杖となった。
「マキできたぞ。ほれ!マキの杖だ。10万ゴールドになります。(笑)」
「ありがとう。おにいちゃん♪。」
マキは、杖を受け取り使ってみる。木がベースということもあり、さほど重くない。
魔法も問題なく打て、増幅効果もあるようだ。なにより真紅光る魔石が魔法を使う度により輝く。
「いいな~。それ欲しい(笑)赤くてかっこいいじゃん」
「ユキだって白い杖いい感じじゃない。」
兄は、なにやらごそごそ動いている。
「あの、その白い杖、…強化しようか?エルフの枝も余っているし」
「え!いいの♪マキのおにいさま、大好き」
ユキも兄のご機嫌を取り、扱いが上手いようだ。
「ニウテ。この枝で杖を強化してくれ!」
「わ、分かったよ。これから冒険するから少しでも強い方がいいからか。」
エルフの枝とユキの杖を並べ置く。
「武器強化!」
エルフの枝がユキの杖に吸収され強化される。
見た目は全然変わらないが、魔力の伝わる度合いが変化していた。(増幅効果UP)
「おにいさまに、ニウテさん。ありがとうございます。m(__)m」
「あ。あ。朝飯前だ。ハハハ」
ニウテは、かなり喜んでいた。若い娘に褒められ感謝されたためであった。
準備も整い明日からダンジョンの攻略となった。
次回の投稿は、4月12日を予定しております。




