目次 1/1 プロローグ ある人と出会ったことで、人生が最高で最悪なものになるなんてこと、想像もつくだろうか やはり、わたしはそうして運命の人と巡り合った。 渦中の人物は、言うなればヒロインである。 暗い赤土に灰色の石畳が混ぜ込められた、帝国随一の舗装道、フラーミー回廊を通るのは隊商であり、様々な出身からなった市場には物々しい輩が伴っている。 その中には後にヒジャの魔法世界の根幹を揺らがす1人の狂気的にな求道者がいた。 彼女は半里先からも分かるほどの美人であるから、