-----箸休め13品目 とある日の温泉につかる乙女たち
「今日のお風呂は真っ黒なのにゃー!」
「いつもに比べると何だかぬるぬるするでござるな」
「タクノミのメモによると、植物が長い年月をかけて変化していく過程でできたお湯らしいわ。もっと時間が経つと燃える水になるそうよ」
「水が燃えるのにゃ?タクちゃんの世界は不思議なことがあるんだにゃ」
「拙者たちの世界より恐ろしいでござるな」
「それでもこのお湯の状態なら燃えることはないし、体の疲れが取れて肌にも良いそうよ。こういう説明を用意したりして、タクノミってマメよね」
「いろいろなお湯を準備してくれるのが嬉しいのにゃ。でも、どのお湯につかっても元気になるし肌もつやつやになるのにゃ」
「そうでござるな。タクノミ殿の料理とお酒は美味しくて体も元気になる感じがするでござるが、毎日の湯浴みも素晴らしいでござるよ」
「本当に信じられないくらい体調が良いのよね」
「野宿しても疲れが残らないし目覚めが良いのにゃ」
「髪や肌もずっとサラサラして赤ん坊のようでござるよ」
「思い違いってレベルじゃないわよね。タクノミは温泉の効能がなんとかみたいなこと言ってたけど、髪や身体を洗う液体もありえない効果よ」
「まだお風呂に入っていたいのにゃ。でも飲みたいのにゃ」
「飲むでござるか」
「ええ。飲みましょ」
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