-----異世界の宿1泊目 ふんにょり亭の看板娘
私はネネンネ。
スナシーの街にある宿屋ふんにょり亭の看板娘なのです。
両親とネネンネの3人でやってるのですけど、どこにも負けない立派な宿屋なのです。
スナシーの宿泊施設は雑魚寝が当たり前。
個室といえども簡易的に区切られてるところが多いのです。
でもふんにょり亭はちゃんとした個室。
しかもだいぶ広いのです。ネネンネが10人で寝てたとしてもまだ余裕があるのに一人用で泊まってもらってるのです。
広い部屋だから自慢というわけではないのです。
きちんと掃除をして、いつも清潔なのが自慢なのです。
そんなネネンネたちのふんにょり亭に、あのゴロンニャさんが長く泊まっているのです。
お客様だから特に何をするわけでもないのですが、いつ見ても可愛くて綺麗で格好良くて素敵すぎるのです。
今日もゴロンニャさんが帰ってきてくつろいでもらえるように、出かけている間に部屋をきれいに掃除するのです。
・・・・・・気になるところがあるのです。
いつからかなぜかクローゼットの扉が開かなくなってるのです。何やら怪しい気配がするのです。
もしかしたら・・・・・・・・・
ゴロンニャさんの恋人の思い出の品なんかが隠されているかもしれないのです。
キャーキャーなのです。
ここは見て見ぬふりをして放っておくのです。
ゴロンニャさんが留守の間は乙女の秘密をネネンネが守るのです。
―――――こうして異世界から飲み部屋への扉は守られているのだった
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