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猫はふて寝する  作者: 山神ゆうき
魔法少女同盟
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6・猫嫌いな鼠と鼠好きな猫

「得体の知れない不気味で不吉な猫が私の心を始終おさえつけていた」


いきなり私を見て言うネズミのミカミちゃん。何か失礼な事を言われたような・・・・・・。

ってか、「得体の知れない猫」って猫の時点でえたいは知れているし。それに・・・・・。


「私は不吉じゃなーーーーい!!!」


涙目で訴える私。たぶん、廊下の奥まで聞こえるほどに大声を出した。


「ひっ!!」


その私の悲痛な叫びで更に怯えるミカミちゃん。微妙にガタガタ震えている。


「ミカミちゃん、落ち着いてぇ~」


クルミちゃんがミカミちゃんをなだめる。ミカミちゃんはドアの前から全然動かない。


「なんで初対面で私はこんなに言われないといけないの?これはどういうことなのクルミちゃん」


「なんで猫がここにいるの?どうしてなのクルミちゃん」


私とミカミちゃんに板挟みにされて、おろおろしているクルミちゃん。


「えっとぉ、ミカミちゃん~。私が歌っていたら、猫ちゃんが入ってきたの~。ごめんねぇ、ミケちゃん~。ミカミちゃんは猫が苦手なの~」


な、なん・・・・・だと!クルミちゃんが私を呼ぶのも『お姉ちゃん』を言わなくなった。私はミカミちゃんが猫が苦手という事にショックだが、それ以上に『お姉ちゃん』がなくなったことにショックを受けた。


「けど、ミカミちゃんは悪い子じゃないよぉ。ミカミちゃん、おいで!この猫は恐くないよ~。優しいよぉ~」


クルミちゃんがミカミちゃんに手招きをする。それに合わせてミカミちゃんがゆっくり、ゆっくりこちらに歩いてくる。


私の目の前まで来てずっと見つめる。クルミちゃんも可愛いが、よく見てみると、ミカミちゃんも妹属性が付いていて可愛い。


(ミカミちゃん可愛い。妹第2号決定!)


そう思い、私は手を伸ばそうと右手を動かす。


「ヒッ!」


近くまで来ていたミカミちゃんは数歩後ずさりをしてしまった。更にショックを受ける私。っというか、私は短い間にどれだけショックを受けているのだろうか。

こ、これはかなりの重症だ。私はミカミちゃんと仲良くなれないのか。


「ミカミちゃんはねぇ。『魔法少女アイドル@スリー』が好きなんだよ~」


とクルミちゃんは私の耳元で言う。まさか、クルミちゃんから助け船が出るとは思わなかった。


『魔法少女アイドル@スリー』とは小さな女の子(あと、大きなお兄さん)に人気のアニメである(アニメを観てない人も名前は聞いたことがあるほどの人気度)。アイドルと付いているがアイドルは関係なく、アイドルのように人気が出て欲しいという意味で制作者が付けたようだ。キャラのイメージカラーが赤、青、黄色の魔法少女が悪の組織と戦うアニメなのだ。


アイドル@スリーが好きだからといって果たしてミカミちゃんと仲良くできるだろうか。しかし、猫が苦手なら魔法少女の話も出来ないのでは?と思ってしまった。


いろいろ考えても仕方ないので、私はダメもとでセリフを叫ぶ!


「敵の悪行は今すぐ止まれの赤!レッドマジカル、ケミー!」


「正義の心は未来へ進めの青ぉ~!ブルーマジカル、ミルク~」


クルミちゃんも私のセリフに続く。


「おっとっと、転んじゃった。テヘッ!足元注意しようねの黄色!イエローマジカル、ミミカ!」


ミカミちゃんも元気にセリフを叫んだ。


「三人合わせて!」


「「「シグナルマジカル!見参!!」」」


「フフフフフフ・・・・・」


「アハハハハ・・・・」


良かった!私はミカミちゃんが台詞を言うか不安だったが、ノリノリで言ってくれた。


こうして、私達は魔法少女アイドル@スリーで友情を確かめたのであった。(笑)

今回はミケちゃんとミカミちゃんをどうやって仲良くなるかで悩みました。

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