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猫はふて寝する  作者: 山神ゆうき
近津恵聖
73/83

64・高1

高校に入学した。

うん!私と初陽(はつひ)啅人(たくと)くん、大神(おおかみ)くんは無事に勇平亜高校(ゆうへいあこうこう)に合格したようだ。

残念ながら、正丸(まさまる)くんは違う高校を受験して、そっちの高校に合格した。


私は楽しみにしていることが2つある。1つは高校生になったら、大神くんから告白してもらうこと。もう1つはアニメである。


実は中学生の時に聞いた話だが、大神くんはとある時間帯のアニメをすごく楽しみにしており、毎週欠かさず観ていたそうだ。私も途中からだったのだが、その男の子向けのアニメを中2の頃から観ていた。


そして、卒業をする年の3月、私はアニメが最終回になり、次回から何があるのかを楽しみに観ていた。


「私達!『魔法少女アイドル@スリー』でーす!よろしくね!」


なんと!今まで男子に人気があるアニメばかり放送していたのだが、次回から魔法少女のアニメが始まるらしい。


「あっ!次のアニメ面白そう!」


私は次のアニメも観ることにした。


次の日、私は久々に初陽と廊下で会ったので、楽しく話をしていた。



「ねぇねぇ、知ってる?次から魔法少女アイドル@スリーが始まるんだって!私、楽しみだなぁ。」


私は昨日の予告を観た興奮が治まらず、初陽に目を輝かせて言う。


「ああー!あのアニメね!私はパスだわ!それはさておき、恵。勉強はついていけてる?」


初陽は笑いながら、私が振ったアニメの話をスルーした。


「うん。ついていけてるよ!」


私は少し頬を膨らませて言った。


「本当に(けい)はすごいね!まさかここの高校に合格するとは・・・。」


初陽は驚いていた。無理もない。本当にここの高校の偏差値に私の学力が届いてなかったのだから。


「えへへ。愛の力だよ!」


私は調子に乗り冗談を言う。


「なーにが愛の力よ!それはさておき。恵、あんた本をだしたら?頭の悪い女子が難しい高校に挑み合格する物語、みたいなやつ。」


「それ、なにかアウトな予感がする。」


ーーーー(幕間)ーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


入学して数日が過ぎたのに、まだ大神くんからの告白はなかった。啅人くんに聞いたのだが、熱を出して休んでいるらしい。

私は大神くんの家は知らない。知っていても、なんだか恥ずかしいからお見舞いにはいかなかった。


大神くんと啅人くんがイケメンという話は1年生の女子であっという間に話題になった。


「みなさーん!聞いてくださいませ!」


とある休み時間に突然大声を出したのはどこかのお金持ちのお嬢様の加賀美(かがみ)であった。


「大神さんは(わたくし)のフィアンセですわ。誰にも渡しませんことよ!」


加賀美さんは教室の隅から隅まで聞こえるくらいの大きな声で言った。


この加賀美さんのことは私は好きではない。この教室でのボス的存在で、気の弱いクラスメイトになった緋美(あけみ)さんをいじめていた。

なぜかは知らないが、私には手出しできないみたいで、私が緋美さんの友達になり、加賀美さんは緋美さんをいじめなくなってのであった。


もちろん、加賀美さんも緋美さんも大神くんと私が両想いだということを知らなかった。

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