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猫はふて寝する  作者: 山神ゆうき
食の会
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39・レッツ!たこ焼きパーティー!

こんにちは。

飯テロの章にしたかったのですが、なかなかうまくいかないですね。(笑)

私はとある本に出会った。それは、『スーパーたこ焼きマン』という漫画本である。


スーパーたこ焼きマンとは、たこ焼きマンがタコの星を侵略しようとする敵を倒す漫画だ。毎回トドメでの台詞「俺の中にタコがいる!だからここを侵略しているのは俺様だ!ってなんでやねん。」という敵にツッコミをいれて倒すのがかっこいい。漫画の最後に言ったこと、「たこ焼きを食べることは俺を食べることだ!」っという台詞が意味不明で味がある。


「はぁ~。たこ焼き食べたいなぁ」


私はスーパーたこ焼きマンを読みながら呟いた。


「その言葉!私に任せなさい」


そういうと私の部屋のドアが勢いよく開き、肩にアリディを乗せた清珠(しんじゅ)さんが入ってきた。なぜか後ろにはメイド長の雲木(くもき)もおり、清珠さんのリュックを持っている。噂で聞いたが、雲木はラーメンで清珠さんにお世話になったとかでリュックを持つ手伝いをしているのである(引田も何か清珠さんにしたみたいだ)。


「わっ!びっくりした!えっなんなの?」


私はいきなり入ってきた清珠さんを見て驚く。清珠さんがドアを思いっきり開けたときはびっくりしすぎて私の体が少し宙に浮いた。


「たこ焼き!今、たこ焼きが食べたいって言ったよね?」


清珠さんは興奮して、私の両肩をガシッと掴み揺らす。


「わっ!わっ!い、言った。言ったよ!」


私は少し目を回しながら言う。


「ということで、私はあなたが招待したいと思うメンバーと一緒に『たこ焼きパーティー』をしようと思います」


清珠さんは目を輝かせ、右手を胸の前でガッツポーズをして言った。


「たこ焼きパーティー?」


私は清珠さんに聞き返した。


「そう。たこ焼きパーティー。なんと!ここにたこ焼き器と材料があります」


清珠さんはそう言って両手を雲木の方に向けると、雲木はリュックからたこ焼き器と材料を出す。本当になんと便利なリュックなのだろう。リュックの中を一度見てみたいものだ。きっと四次元空間に繋がっていると思う。


話はそれたが、目の前にはたこ焼き器と大量の材料がある(何故か既にたこ焼き器に入れて焼けるように準備もしている)。


たこ焼きを食べたいと言った本人の私は、たこ焼きパーティーのメンバーを招待するだけの簡単な仕事だけ与えられた。


「あの、雲木さん」


私は雲木の裾を引っ張り話しかける。


「どうかしましたか?ミケ様」


インテリメガネを光らせ雲木は私の方を見た。


「雲木さん。引田さん、五月(さつき)宇美(うみ)を招待したいんだけどいいかな?」


私は雲木に聞いてみた。


「一人、誘いたくない人がいますが、まぁ、声をかけてみましょう」


雲木は笑顔で言った。


「ありがとう」


私はお礼を言って自分の部屋から出た。


さて、誰を誘おう。正直言うと、私の部屋はそんなに広くはない。だから、誘うメンバーは出来るだけ少ない方がいい。


「私は!私は誘わないのですか?」


誰を誘うか考えていたら、いつの間にか後ろに立っていたシシミは自分を指差し笑顔で言った。


「誘うつもりだったよ。一応、私の知り合い全員に声をかけようと思って・・・・」


私はシシミに言う。


「そうですか!そうですか!それはよかったです。あっ!ちなみにエンリュさんやマツリンにも声をかけたのですが、エンリュさんは『我が魔力を溜めるため、この場を動くことは出来ない!』と言って、マツリンは『ウチは動かないエンリュくんを遠くから見ちょく(見てる)。』といい、今回は不参加です」


よかった。一人一人部屋を訪ねるのは疲れるので、今回のシシミの情報の早さは助かった。しかし、エンリュくんとヒナちゃんの不参加は残念である。


「ミケミケ、『今回の』は余計ですよー。いつも、いつも私の情報は役にたつじゃないですかー」


なんのことか分からないが、シシミは言う。




ー(幕間)ー




結果から言うと、クルミちゃん、ミカミちゃんからもオッケーを貰った。とりあえず、シシミ、クルミちゃん、ミカミちゃんは私の部屋で待っている。

後は私の恋のライバル(らしい)ミジャと、その執事の(よう)、豚の勇者の3人だ。


私は3階にやって来た。ミジャの部屋はたくさん南京錠(なんきんじょう)が付いている部屋の隣の310号室だ。見回りの時も気付いたが、何故311号室は南京錠が付いているのだろう。こればかりは気にしても仕方ない。私は310号室の前に立つ。


トン!トン!トン!


私はノックをする。最初に顔を出すのは執事の羊だ。


「これは、これは。珍しいお客様だこと」


いつものようにクスッと笑い、私を部屋に入れる。そこにはガーデンテーブルがあり、椅子に腰を掛け、優雅に紅茶を飲むミジャと豚の勇者がいた。


「ねぇ、ミジャ。羊さん。豚の勇者。今から私の部屋でたこ焼きパーティーをするのだけど、参加しない?」


私は3人の顔をそれぞれ見て言う。


「たこ焼きパーティーってたこ焼きがたくさん食えるんだろ?僕様は行くぜ」


豚の勇者は食べる気満々のようだ。


「羊。羊はどうするのじゃ?」


ミジャは横目で羊を見て言う。


(わたくし)はミジャ様が行くと言うのなら行きますし、行かないと言うのであれば行かないです」


羊はそう言ってミジャに軽く頭を下げる。


「ふむ。どうしようか考えたが、ミジャは退屈なのじゃ。参加するとしよう」


そう言ってミジャは立ち上がる。


「ミケよ!よくミジャ達を誘ってくれた。礼を言うのじゃ」


ミジャがそう言うとミジャと羊は頭を下げる。それを見た豚の勇者も急いで立ちあがり、一瞬ミジャを見て頭を下げる。


こうして、たこ焼きパーティーをするメンバーは決まった。

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