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猫はふて寝する  作者: 山神ゆうき
魔法少女と剣とお姫様
32/83

25・勇者対策会議と不満な栗鼠

最近は会議をする場面が多いような・・・・。

「えー!この度はお天気の良いなかお集まりいただきありがとうございます」


豚の勇者に会った日の午後、私は偉い人のふりをして両手を後ろに持っていき、わざと低い声で言う。ここはクルミちゃんの部屋だ。って前にも同じことをしたような・・・・。


「「・・・・・・」」


さすがに2回目はウケなかった。


「さて!結論から言うと、勇者と戦うことになりました」


2人とも予想外の結論にしばらく言葉がでなかった。


「えっとぉ。勇者様と戦うの~?」


最初に発言をしたのはクルミちゃんだった。リスのような先っぽがクルンとしているポニーテイルが頭を動かす度に揺れている。


「た、戦うって・・・・。とても怖いです」


丸いメガネの先が光の反射で光っているミカミちゃんは恐怖を和らげようとしているのか、おさげの片方を触っていた。


「うん、3人で力を合わせて戦うよ!そして、あの威張っている勇者をギャフン!と言わせてやる!」


私はやる気満々だが、興奮しておりいろいろ脱線していることに気付かない。


「どうやって戦うの~?」


クルミちゃんは頭を傾げる。


「1対3だからね。もう私達3人で正面から突っ込もう!」


私はそう提案した。


「なるほど!なるほど!私の大好きな猪突猛進ですねぇ」


いつの間にか私達に紛れてニコニコしながらシシミはノートにスラスラと何か書いていた。


「何してるの?」


私はジト目でシシミを見て言った。


「いえいえいえ!今回は私は!私は立会人になろうかと思いまして・・・」


とても楽しそうにシシミは言う。見に来る気満々のシシミに私は駄目と言っても聞かないことを知っている。まぁ、邪魔をしないのならいいけどね。


「では!そういうことで、明日の勝負の時間までゆっくり休もう!」


私はそう言ってステッキを天井に掲げる。クルミちゃんとミカミちゃんはまだ納得いってないようだが、仕方なくみたいな感じでステッキを天井に掲げる。


言いたいことを言って満足した私は先に部屋に戻る。シシミもいつの間にかいなくなっていた。


「ほ、本当に戦うのかなぁ」


ミカミちゃんは怯えながらクルミちゃんに聞いた。


「大丈夫だよぉ。ミカミちゃん~」


笑顔でクルミちゃんは言う。


「私がそんなことをさせないからぁ~」


そう言ってクルミちゃんはミカミちゃんの頭をなでるのであった。

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