番外編「魔法少女アイドル@スリー(Aパート)」
今回は魔法少女の話です。
私の名前はケミー。小学5年生。赤い髪のショートで短パンの活発な女の子。
ある日私が登校していると、黒タイツの変人が悪いことをやっていた!
「グヘヘヘ!横断歩道を渡らないが押しボタンを押してやるー!」
「なんて悪いことを!私に力があれば・・・・・」
その時だった!私の目の前に突如大きな饅頭に顔、羽と狸みたいな尻尾の生えた変な生物が現れて、
「この魔法ステッキで変身するのだ!」
と言ってきた。私はぽかんとして、
「いえ、魔法少女詐欺は間に合ってますので!」
そう言って断る。
「いいから、変身するんだ!」
無理矢理手にステッキを握りしめられる。
そのあと強制に変身シーンになる。裸になり、魔法少女の衣裳になる。
「敵の悪行は今すぐ止まれの赤!レッドマジカル、ケミー!」
華麗に決めポーズをする。そして黒タイツを倒す。
まんじゅう・・・・・・・もとい、小さな生物『コットマス』が言うには、闇黒世界の組織『アクギョー』が魔法世界を侵略してしまったらしい。しかし、その前に魔法世界の王女が魔法世界に伝わる3つの秘宝、赤、青、黄色のステッキをコットマスに託したのである。
そして、アクギョーが次に標的にした世界はこの地球なんだって!!私は赤のステッキで悪の組織『アクギョー』と戦うことを決めた!
それからいろいろあって同じクラスで青髪のロングストレートで胸の大きなおしとやかな女の子のミルクちゃん、もう一人同じクラスで黄色の髪のボブでペッタンコでどじっ子の女の子のミミカちゃん。
この3人で頑張っています。
『魔法少女アイドル@スリー!第25話「目の前に危険が迫っている!」』
とある朝、私とミルクちゃん、ミミカちゃんで登校していた。
「二人とも宿題はやったぁ~?」
ミルクちゃんが私とミミカちゃんに聞いてきた。
「ああー!!宿題をするのを忘れた!」
私は宿題の事をすっかり忘れていた。
「わ、わわ私は宿題のプリントを家に忘れてきました」
とおどおどしてミミカちゃんは言う。
「二人ともぉ。ちゃんと宿題をしないとダメだよぉ~」
「だってぇ!昨日の夜に敵が出たじゃん!宿題が出来なかったのは悪の組織アクギョーのせいだよ!!」
私はプンプンと怒った。
「そ、そうだよね。アクギョーが来なかったら宿題プリントを持ってきたのに・・・」
ミミカちゃんも一緒に言う。
「あらら・・・・。けど、私たちが魔法少女だということは内緒だから先生には忘れた理由で言ったらダメだよぉ~」
とミルクちゃんは苦笑いをする。
私達の登校は早い。今日も日直でもないのに45分前には教室に入れそうだ。
ー(幕間)ー
場所は変わり、ここは悪の組織『アクギョー』の基地。周りは毎日真っ黒な雲が出ていて時々雷がなっている。
「おーのーれええええ!!シグナルマジカルめ!いつもいつも邪魔をしやがって!」
ライオンの頭をしたムキムキでブーメランパンツが似合う男性、四天王の一人『ガオーン』が体から炎を吐きながら忌々しそうに言う。
ちなみに薄い本ではケミーちゃんとのカップリングで無理矢理系が多い。
コツコツコツ・・・・・。
ヒールの音がガオーンに近づき、彼女が持っていたバケツの水を思いっきりかけられる。
「ここはクーラーが無いから暑いの禁止よ!」
セクシーなお姉さんで髪は胸までの長さ、目はつり上がっていて勝ち気な美人、唇には髪と同じ色のワインレッドの口紅をしている。白い無数の触手で大切な場所を隠しておりヒールの目立つ太ももまでの黒ロングブーツでボン、キュッ、ボンの紅一点四天王の『プリリン』がガオーンに対して怒っていた。彼女は薄い本でかなりの人気があり、一番のカップリングはミミカちゃんとのSMプレイ系が多い。
「ずっとやられているが、私の触手でい・ち・こ・ろ・よ!」
そう言って舌なめずりをするプリリン。
「しかし、過去の悪行。『砂場で遊んでいる子供たちの山を崩す』、『キノコ狩りに来た人よりも先にキノコを狩る』、昨夜の『寝ている人や受験の人の邪魔をする為、空き地でカラオケ大会』など全部失敗に終わっている」
そう言って二人に近付いて来たのは四天王の一人、カラスの頭にメガネはくちばしに引っ掛けており、白衣を着ている男性は『ドクター・カァール』だ。彼の右手は老人の様で左手は成人男性みたいにごつごつしている。薄い本ではミルクとカップリングになることが多く、怪しい薬などの実験系のプレイが多い。
ちなみに四天王最強の四人目、カマキリの頭で全身緑のタイツを着ており、背中には大鎌を装備した男性『マカリキ』はいない。彼は他の50個の惑星侵略に一人で行っており、全部の惑星侵略に成功したのだが、最後の惑星のバナナに似た果物の皮で滑ってしまい入院中なのだ。
余談だが、彼は他の四天王からは変態と呼ばれている。
それに今日はボスも会議で不在。基地にいるのは四天王の3人だけだった。
「今回の襲撃は私が行ってもいいかしら?私の部下でとても血の気が多いやつがいるのよん」
プリリンは触手の1本をくるくる回し、まるで女性が髪を触っている仕草をして言う。
「我輩は今回は襲撃はしない!高見の見物としよう」
ガオーンが威張りながら言う。
「いっひっひ・・・・・。ワシも今回は新しい実験がしたいからのう。それが完成するまで大人しくするとしようかのう」
ドクター・カァールは怪しげな手つきで言う。
「今日の襲撃はすっごくた・の・し・み。あっは~ん、とても、とても、とても、とても楽しみだわぁぁ。おーほっほっほっほ!!」
クーラーがない悪の組織『アクギョー』の基地に四天王の3人。ガオーンとドクター・カァールが呆れ顔で見てるなかプリリンの甲高い笑い声が響くのであった。
ー(幕間)ー
私達はアクギョーの企みなど知らずに学校に向かって歩いていた。
「よし!私は夜にランニングをしていて宿題を忘れたことにしよう」
私はガッツポーズで言う。
「わ、私はいつものことだから・・・・」
ミミカちゃんは苦笑いしながら言う。
「あらあら、もうすぐ学校の門に到着するわぁ」
ミルクちゃんが笑顔で言う。
3人で話をしていたらいつの間にか学校の正門近くまで来ていた。
そして、3人は驚く光景を見た。黒い全身タイツのザコ敵・・・・・もとい量産型戦闘員『ヘンジーン』数人が正門の門を閉じようとしていた。
「ガハハハ!時間が早いが門が閉まったら遅刻扱い!早い時間から門を閉めて全員遅刻にしてやる!」
隣で腕を組み、サメの頭をした怪物が高笑いをしている。
「た、大変だよ!あの門が閉まったら私達、遅刻になっちゃうよ!」
ミミカちゃんはすごく慌てた様子で言う。
「私達だけじゃない。門が閉まったら学校中の生徒が遅刻になってしまう。そんなの許せない!ミミカちゃん、ミルクちゃん、変身しよ!」
私は2人に言ってステッキを出す。
「はい」「うん!」
2人とも返事をしてステッキを出す。変身シーンが始まる。3人共裸になり、魔法少女の衣裳になる。