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ミセス・グリーンの手記  作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
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プロローグ

本作をお目通しいただき、ありがとうございます。

幸せ絶頂のなかで訪れた日本。そこは、想像を絶する運命の入り口でした。

ミセス・グリーンの手記に遺された「あの日」の記録を、どうぞお読みください。

ミセス・グリーンが来日したのは、2026年に入って間もなくのことであった。

━━ミセス・グリーンは、アメリカで農場経営をいとなむ父親の手伝いをして過ごしていたが、地元のバーで独り呑んでいるところを、同じカウンターに座っていた現夫である純也に見初みそめられて、結婚にまでに至ったのである。何故、純也がアメリカに居たかといえば、会社の辞令による転勤先がアメリカだったからだ。転勤してきた現夫である純也じゅんやと地元暮らしのミセス・グリーンは、偶然出遭い、奇跡的に結ばれたのである。

 ふたりは情熱的に愛し合っており、何不自由もなく、幸せに暮らし始めたのである。

 居住することにしたのは、アメリカではなく、純也の会社のある日本で、ということに決まった。

 それで冒頭に書いた通り、ミセス・グリーンは、来日したのであった。

━━それが、あのような恐ろしい目に遭う伏線だったとは、まだふたりとも、夢にも思わないのであった。

 

お読みいただき、ありがとうございました!

日本で彼女を待ち受けていた運命について、感想や評価をいただけますと嬉しいです。

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