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拾った女の子は常識知らず  作者: 上鍵心之輔
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ホノカとの出会い

「おはよー」金曜日、学校に到着すると、友達が声をかけてくる。「おはよう」答えてから教室に入った。椅子に座り、暇になる。椅子で何もすることがなく、まどから空を眺めている。チャイムが鳴り、授業が始まる。教室は静かになり、先生が入ってくる、クラスの静かさを見て先生は安心していた。「それでは出席をとります」先生は出席を取り出した。「それでは始めの授業に行きましょう」一番最初は英語だ。英語の教室は一番遠い移動教室だ。と言っても移動するのは理科、音楽、図工、英語や体育ぐらいだろう。


「それではこれは何でしょう」テレビには時計が移された。数人手を挙げ、1人が当てられた。彼はこの教室で一番の人気者だ。勉強もできて運動も抜群、とくに目立つのは彼がイケメンだからだ。体の体質がいい。腰は普通にすらりとしていて、髪はいつも整っている。背は高めで、いつも手には腕時計を付けている。その腕時計はアナログだ。彼は時間を管理するためにつけているといっている。

だが、突然放送が鳴った。『4年生の皆さん、今すぐ帰宅してください』皆は数秒ほど沈黙に落ち、歓声で盛り上がった。その時悟った。「このクラス、勉強、嫌いなんだな」

意味が分からないが、とりあえず帰ることにした。この学校は特別で、ランドセルではなく普通にリュックサックを許されている。勿論ランドセルを持ってくることもできるが、ほとんどの人は普通のリュックサックを持ってきている。

リュックサックを持ち、靴に履き替えてから家に帰り始めた。「いったい何だったのだろうか」そう考えながら帰っていると、女の子が立っていた。汚れていて、はだしだ。目には光りがなかった。迷子なのかと思い、声をかけてみることにした。「ねえ君、迷子?」しかし、その回答は意外だった。「私を拾ってください」彼女の目が光りを少し取り戻した。「え?」きょとんとし、彼女をもう一度見た。「いま、何て?」「私を拾ってください」「え?えー!?」信じることができなかったが、ほっぺを捻ってみると痛かったので夢ではないことがわかった。

これが拾った女の子と過ごす日々、開始だった。

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