秋の演奏会 【日下部様の企画作品】
字数が足らなくて投稿を諦めていましたが、日下部様が、俳句と説明から小説を完成させてくださいました。
日下部様、本当にありがとうございました。
看護実習生の一日は長い。眠い目をこすりながら一日が始まる。
日中は指導看護師に付いて看護師としての勉強に余念がない。
束の間の休憩、そしてまた、仕事。
それが終わると課題のレポートに国家試験のための勉強。
気が休まる時間もない。
参考書の文字がぼやけて来る。
「一休みしよっか…」
窓を開けると外の新鮮な空気が部屋の中に入り込んでくる。耳を澄ませると鈴虫の鳴き声。
まるで私を励ましてくれているかのよう。
「さて、もうひと頑張りするか」
鈴虫の
秋の夜長の
演奏会
課題レポートや勉強などを夜遅くまで行っていて、ふと窓を開けると鈴虫の鳴き声が賑やかでまるで演奏会をしているような句を詠みました。