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夢の人生、星の時、そうして、、、終わってみればあっけない人生。(私の人生考察瞑想ノートより) 

作者: 舜風人

人生とは何でしょうか?



古来からの幾多の哲人、宗教家の



問い続けてきた難問です。


ただ人生は現実問題として食っていかなくてはなりませんから、




結局は大多数の人々は



昼はありきたりの仕事で働き


家に帰ればテレビとビールの晩酌で


その生涯を費やしてしまうのが実態ですね?




ただ少数の人が


自分の夢や、


あこがれを求めて


他のすべてをなげうってでもその夢のためにまい進したのです。


ですからそうした人の一生は


長い汚濁の一生の中で一瞬の光輝の時を輝かせたといえるわけです。


ですがどうでしょうか?


自分のあこがれに生きて


たとえ一瞬でも


光輝を


つまり


『星の時』を持てたのですから


もって瞑すべしでしょうか。


古人も言っていますね。





「人はその一生で一瞬でも


    『星の時』を持てたならそれでその人生は


      たとえ、それ以外はみじめでしかなかったとしても


          それで十分満たされている」



と。





一瞬の栄光と



その前後の長い泥濘の人生。



でも『星の時』を持てた稀有な人生です。




殆どの人は一瞬すら『星の時』に巡り合えませんね?


一生、モグラのごとく


星を見ることもなく、煙草ふかして、酒飲んで、テレビ見て、、


無為に終わってしまうのが責の山です。


ある意味それは


安寧な人生


波風のない人生でもありますね。


でもつまらないと言ったらこんなつまらない人生もありませんね?



翻ってこの人生で


この私は星を見ただろうか?


見たともいえるし



いいや、


あれは目の錯覚さともいえるし、


でも実は見たんだなあ、


それは遠い遠い思い出の彼方の


人生の一コマだったけどね。


あれ以来


私は


ついぞ



「星の時」


に、巡り合っていないのかもしれない。


そしてこうして



ここの陋屋に



老体を横たわらせているだけなのかもしれない。





我が人生を、、今振り返ってみれば


さまざまなことどもが


とめどなく思い返されることではあります。


ですが


その思い出の、目に散らつくのは


ひんやりした、いやな思い出も多いですね。



不思議と良かったことはあまり思い出しません。



それだけ印象が薄いのでしょうか?




いずれにしても


今となってみればもうそんな過去の人生の事件も事故も



もうどうでもいいことです。


今更どうにもなりませんからね、



過去をどう変えろというのでしょうか?



ムリです。



過去はそうしていつまでも私だけのあえかな夢に存在し続けるのでしょう。



今生きる私、。



それも考えてみれば

ずいぶんと頼りない存在でもありますが


でも


それだけが今の私の存在意義?ですよね?



つまらない人生を送ってきました



恥の多い人生でした。と


後悔ばかりです。


と、、、、、、



そんなことを今になって今更



言ってみても無意味です。



何の意味もありませんね。




過去は消えてしまったのです。



そして



今があるばかり、、、



私の今が現在がいまそこにまだある。



人生って結局それだけでしょ?



ほかに何がありますか?



今生きる私


何歳になっても、、



いまそこで


生きている私



それだけです。


ということは


過去は思い出の中だけの幻の王国だし



未来は有るか無いかもわからない夢の楽園でしょうし



結局有るのは


今しかありませんよね?



今を生きる


今を生き切る



それしかできないのです。


そうして


結果的には


一生というものが


良くも


悪くも


紡ぎだされていくのでしょう。



やるのは今しかありません。


過去の幻想に王国を築けてもむなしいだけでしょうし



未来の楽園い思いをはせても


今日の餓えはしのがねばなりません。



できるのは今です。



今できることをやるしかないのが人生です。



そうすればおのずと



過去は浄められ



未来はやがては楽園と化すのでしょう。



そして


知らぬ間に


終わりが



つまり人生の終わりも


その過程で


自然と訪れるのでしょうね。


あわてることもありませんが


といって


座視傍観もダメです。


乗れる風が来たら乗ることです。


常に目を光らせていて


チャンスを見逃さないことですね。



そういうチャレンジの積み重ねが


結局は人生の総体を形作るのですから。




焦ってはいけません。




といって


のろのろしていてもいけません。


人生はその兼ね合い


さじ加減



バランス感覚なのですからね。


でも、相変わらず、、、、、、、


「つまらない人生だ」と、お前は言う、、だが、、。


良く考えてみなよ。


なぜおまえの人生がつまらないのかということを。


その原因はいったいなんだということを、


お前の人生がつまらない原因なんて


実はすぐわかるのさ。



それは


お前自身がつまらない人間だから


お前の人生もまた、つまらないだけのことさ。


だってそうだろ?


人生なんていくらでも面白おかしく生きてる人だって



ごまんといるじゃないか?



人生を面白く生きるすべは


いかようにもあるというのに、、、。


お前はそれができなかった、、。


お前はそうしなかった。


なぜ?



それがお前の限界だったからだろ?



お前に人生を面白く生きるだけの才覚がなかった、



それだけのことだろ?



だから



結果として



お前の人生はつまらないままで終わった。



終ろうとしている、、、。



そういうことだ、、、。



それだけのことだ、、、、。

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