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今日も平和な朝
二階堂春馬、それが柏木の想い人。
小動物の様な愛くるしさ、思わず顔を触りたくなる肌、なでなでしたくなる頭部。
はぁぁ。
柏木は髪の毛にアイロンをかけながらそんな朝を過ごしていた。
「ご飯できたわよ」
母の声が聞こえる。
はーいとアイロンを片付け、リビングには父の姿があった。
パパおはよ。
んーん。
そう言って父が新聞を見ていた。
「結菜恋してるの?」
私が前菜に手を付けていたら母が言った。
「そ、そそんな事ない。忙しいから」
「あら」
「なに?」
「実はママ、パパに猛アタックしてたのよ〜」
母が微笑んで父を見つめる。
新聞の持つ父の手が滑りかけていた。
「恋はね、相手を捕まえて離さないくらいの執念が大事よ」
母の息が心なしか上がっている。
やっぱりママもそう思うんだ。
私の計画は間違っていないんだ。
「そういえば結菜の学校の近く、最近物騒らしいな。変な不審者が出たら危ないから気を付けろよ」
「うん気を付ける」
父の目が真っ暗になっていた。
もし春馬君が不審者に襲われたら大変、私が安全な地下室に保護しないと。
柏木は朝食を終え、行ってきますと笑顔で家を出る。
柏木のポケットには、スタンガンを忍ばせていた。




