17話:試乗会大成功とタスマニア旅行
2012年になり、東北大震災による製造ラインと流通の混乱も解消して
、レクサスでも試乗会を通常通り行えるようになり、3月3日に1.8L
ハイブリッドの車と2.5Lハイブリッド車と2Lインタークラーターボの
3つを用意できると伝えると8人から参加したいとの返事が来た。そして
10時から千葉から成田まで往復し途中2ケ所で休み、運転手を交代できる
ように、あらかじめ、運転者と順番を決めてた。
佐藤勤一と他2人のセールスが3つの車に同乗し、出発した。高速道路
での安定性、加速性能、燃費、乗り心地など各自で感じてもらい12時前に
帰って来た。試乗会後の感想を聞くと2Lインタークラーターボの加速性能
は素晴らしい、しかし1.8Lハイブリッドの車と2.5Lハイブリッド車
でも十分名加速感があり燃費が15キロ、13キロは感動的だと話した。
そして8人が乗ってきた自分達の車の下取り金額を出してもらう間、近く
のレストランで昼食を食べに行き、13時前に帰ってきて下取り金額が出て
、個別に価格交渉をして8人がレクサスを購入してくれた。内訳は2Lインター
クーラーターボ2台、1.8Lハイブリッドの車1台と2.5Lハイブリッド
車5台となった。
この成果で佐藤は千葉営業所での販売競争で首位になり、その他、この年、
2台を販売し、2012年、10台販売し、販売数首位で100万円の賞金を
手にした。その他、業績評価も高く、年収1200万を越えた。この業績で、
佐藤勤一に営業所長をならないかと上層部から打診があったが販売で稼いだ方が
性に合っていると言い断った。
この賞金でタスマニアに行きたいと佐藤妙子が夫の勤一に言うと了解して
くれた。妙子は昔、多分、1990年頃、フジテレビで見たタスマニア物語
という番組のタスマニアの大自然が気に入って、機会があれば生きたいと
思っていたと打ち明けた。年末年始は混んでいて1月4日出発で1月10日
帰国の航空便が取れた。
そして年末年始は12月31日から1月3日以外、会社に出勤し、有給休暇
を申請した。やがて2013年があけ、初詣でに行き、家内安全、商売繁盛を
お願いしてきた。そして1月4日午後16時に家を出て、17時に成田空港に
着き、カンタス航空の登場口で手続きを取り、19時半の飛行機でメルボルン
へ飛んだ。
メルボルンには翌朝8時に到着し3時間半の乗り継ぎ時間でタスマニア・
ホバート行きジェットスター航空機の乗り換えて、1月5日12時半に
ホバート空港へ到着した。空港からスカイ・バスと言うはバート市街地行き
のシャトル・バスが30分おきに出ていて、それで予定したホテルへ行き
14時にホテルに到着しチェックインした。その後、部屋でシャワーを浴び
、ワインを飲んで仮眠し16時頃に起きた。
それから上着を着て近くを散歩したが真夏と言っても、南極にちかい
ホバートは暑いと言う程、気温が上がららず、朝、晩は上着を着ないと風が
強く、肌寒く感じられた。ちょうどお腹が空いて来た頃、レストランが
見えたので、数件見てからレストランを決めて入った。そこでタスマニア産
サーモンのポレンタのグリルの盛り合わせを食べ最後に珈琲をいただいた。
ポレンタとはトウモロコシの粉を沸騰したお湯に入れてひたすら捏ねて
作るお粥で、それを焼いたもの。その後、ホテルに戻り、熱めのシャワー
を浴びて、時差呆け解消にワインを飲んで、寝るように努力したが
0時頃まで寝れなかった。




