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14話:今度は千葉市ライオンズクラブへ1

 翌週から千葉のライオンズクラブに出入りして催し物の度に出かけて

、顔を売るように心がけていると、こわそうな顔をした多分、ライオンズ

クラブの上層部と思しき人が君よく見かけるねと言い何を売りたいのだと

スバリと聞いてきた。そこでレクサスのセールスをしてると答えると正直で

宜しいと笑い、僕は残念ながらスバル党なのでと替える気はないと言った。


 でもベンツ、BMW、アウディ、ボルボに乗ってる連中も多いから頑張れ

と肩をたたいた。そして、その人を注意深く観察してるとライオンズクラブ

の事務局長とわかり、会長、副会長の次、3番目の地位の人だとわかった。

それとなく話を立ち聞きしてると事務局長の鮫島さんは豪腕ですねと言い、

まるで名前の通り鮫のようだと笑っていた。


 何でも何かのことで千葉の役所に直談判しに行って再度やり直させたとか

言っていた。その話が気になってパーティー会場を嗅ぎ回っていると、

どうも福祉の事で生活保護の申請でもれた人の話で、本当に必要な人を生活

保護にせずに、何回も交渉しに来て、ごねた半グレの60代の男性に生活保護

を出して、彼らが、その金でパチンコ、契印、競馬していたというのだ。


 それに腹を立てて直談判しに行きもう一度、生活保護が適当かどうか再審査

すべきだと主張したことだったらしい。そのうちライオンズクラブの副会長の

1人がベンツが駄目になったとぼやいていたっと言う話が耳に入り、国産の

クラウンかレクサスとかいうの車にも興味があると話していることがわかった。

 しかし、その副会長が2人いて名前までわからなかった。


 その後、10月のライオンズクラブの例会で2人の副会長の顔を知ることが

できたが、以前として、どっちがベンツの話をしたのか不明だった。そんな時

、美人の受付嬢が目に入り、素知らぬふりをして、すみません、以前の会合で

お話した副会長で名前を聞き忘れたのですが、この頃のベンツはよくないと、

おっしゃっていた先生の名前は何と言ったか教えて下さいませんかと聞くと、

あー、下島先生ですねと言った。


 千葉駅の近くで開業している先生ですよと教えてもらった。それを聞いて

、心中で、しめたと思い、会場を後にした、数日後、保険証をもって、

その下島内科へ行き、最近、頭痛と熱が出て困っていますと診てもらいに

行くと熱が37.5度、特に問題ありませんねというので平熱は35.5度

というと低いのですねと言った。


 そして、それなら熱いと感じるでしょうと言い、軽い風邪かなと言い、

咳も出ますというと解熱剤と咳止めを5日分出しておくので、様子を見て

、直らないようだったら、また来て下さいと言った。駐車場に古そうな

黒い大きなベンツが止めてあった。しっかり、下島辰彦先生の顔を覚えて

、12月の千葉市ライオンズクラブの忘年会にレクサスの同年代の

営業マンと2人で紛れ込んだ。


 そして、わざと下島先生のテーブルの隣のテーブルで聞こえるように

、最近のベンツは燃費が悪くてガソリン代も高いのに困ったものだと言い、

何か良い車はないかなと言うとBMWはというと、あれは若造の車、アウディ

はと言うと、そんなに高速を走るわけもないしとい話、最近、俺はクラウン

からレクサスに買えたのだけれど、レクサスでは、ちょっとでも変だなと

思ったら電話して下さいと言ったと話した。

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