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10話:ついに21世紀の到来

 21世紀、2000年になると佐藤家の双子の兄弟が、そろって中学生

になり、家から徒歩15分の中学に通い始めた。トヨタではレクサス・

ブランドは独立して高級車部門として次々と高性能で個性的な車を次々と

発売したが、総てが200万円以上で中には1000万円を越える高級車も

あった。


 日本では当初売上が今ひとつだったが高級車の本場アメリカ、ヨーロッパ

ではすごい勢いで売れ、ベンツ、BMW、アウディ、ポルシェ、フェラーリ

に肩を並べるほどの評判を獲得していった。アメリカでは1997年に

発表されたレクサスRXは、北米で大ヒットモデルとなった。SUV

「スポーツ用多目的車」でありながらセダンの快適性と豪華な装備を持つ

という成り立ちはそれまでになかったものでだった。そして

「高級クロスオーバーSUV」というジャンルを新たに作り出した。


 そのうち佐藤家の子供達が高校受験間近に控えた2002年、長男の良一

は理数系が得意で、次男の良二は、文学、社会、英語、芸術系が得意で、

特に洋楽を良く聞いていた。そして長男の良一は名古屋の名門、私立、

東海高校を目指して勉強し、次男は明和高校を目指した。そして2003年

2月に良二が明和高校に合格し3月に良一は念願の東海高校に合格した。

 そして自宅から通い始めた。その後2004年4月に佐藤勤一が英語が

上手なエンジニアとしてトヨタ自動車技術部から米国レスサス・ロサンゼルス

支店にチーフエンジニアとして出向することが決まった。


 この頃、良一と良二は2005年1月から名古屋の進学塾に通い出し、

良一は東大か東工大と早稲田大学理工学部を目指し、次男の良二は東京

都立大学と上智大学を目指していた。佐藤妙子はこの頃には後輩指導部門

に配属されてパソコンで計算する方法や値の見方など基礎的なことを入社

してきた若い人を中心に10人単位で授業するようになった。


 そのため帰りは定時で6時には家に帰って来ていた。やがて2005年

も年末を迎えて息子達も受験勉強に必死になっていた。やがて2006年

、新年を迎えると日本に帰ってきた佐藤勤一を含め、家族4人で熱田神宮

に初詣でに行き、今年の大学受験の合格祈願のお守りと家族の健康祈願を

お願いし、合格祈願の絵馬を買い書き方もしっかり聞いて書いて奉納した。


 そして受験の2月を迎えて最初に良一が早稲田大学、良二が上智大学の

受験のために東京へ新幹線で出かけた。良一も良二も合格して、良二は

上智大学に合格を聞き入学を決め、東京都立大学の受験をキャンセルした。

 良一は、その後、東京大学理工学部機械科を受験して見事合格した。

 そして3月22日、佐藤妙子と良一と良二が合格のお礼参りに行き一升瓶の

日本酒を奉納して、お礼参りをした。


 3月26日に東京大学の学生寮と上智大学の学生寮に入れることが決まり

、その晩、お祝いし翌3月27日、良一と良二が東京へ出て行った。そして

、寂しくなった佐藤妙子は社内の人脈を利用して何とか亭主の佐藤勤一を

日本に帰ってこさせることができないかと画策した。そして仲の良い人事部長

に愛知県内のレクサスの営業所に配置転換をお願いするとポストができたら

佐藤勤一の転勤候補に入れる様に手を尽くすと告げた。


 その話をして3ケ月後、愛知県瀬戸のレクサス販売店の副店長が自分の

家の家業を継ぐという理由で退社することが決まり、副店長でも良いかと

、佐藤妙子に言うと、結構ですと言うと7月末付けで佐藤勤一が2006年

7月に日本に帰ってきた。

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