□これまでの登場人物等のまとめ その2
おかげさまで一万PV、三千ユニーク達成しました!
本作もようやく十万文字を越え、物語も三章(章管理してませんが)に突入できました。
これからも週一更新でちまちま続けていきますので、まだまだお付き合い頂けると幸いです。
〇悪の組織 ダークエルダー
日本征服を企む悪の組織。宣戦布告からわずか三ヶ月程で日本の約七割を掌握した……のだが、今回のデブリヘイム事変の対応に追われ、他のヒーローや悪の組織に対しての対応が疎かになってしまった為に、『マザー』との決戦後には五割程まで押し返されてしまっている。
最近は社員食堂を充実させるべく尽力しており、歳若い者の為に毎日特製プリンを出せるよう計画を進めているらしい。
・『地域安全保障組織』
ダークエルダーが運用する、ダークエルダーに対抗する為に政府が極秘裏に認可したとされる秘密組織。つまりはダークエルダーの裏名義であり、表社会で活動する為の隠れ蓑。
対デブリヘイムを掲げ活動していた流星装甲アベルの所属する政府公認組織は、『マザー』の討伐をもって解散とされ、この組織へと吸収された、という処理となった。
もっともこの組織自体が、最初は架空の名義上だけのものだったため、一般的には解散した事実だけが広まった形となっている。
〇コードネーム:ツカサ、または大杉 司(本作主人公)
どこにでもいる特撮オタク。デブリヘイム事変の際に、会議場代わりとされた喫茶店のマスターに頼み込み、その場にいたヒーローの大半からサインを間接的にだが受け取る事ができて内心ホクホクである。
最近は黒雷として活動する事が多かったため、久々に黒タイツでの出撃もしたいとは思っているのだが、デブリヘイム相手に手を抜いていられる状況ではなかった為に自粛していた。着心地が良くて割と気に入っているらしい。
「食堂でプリン?いいね、好物なんだ」
・黒雷
ツカサが『コクライベルト』と名付けられたベルトを巻き、変身した後の漆黒の鎧を着た戦士の名前。
雷と真紅のトンファーを扱う、ブレイヴ・エレメンツのライバル的存在(自称)。
ヴォルトという雷の精霊の相棒ができてから、戦術の幅が広がったのだが、中身はただの特撮オタクの為、活躍はあまり期待できないかもしれない。
〇雷の精霊ヴォルト
カシワギ博士よりツカサへと預けられた、超自然の存在。丸くてバチバチと雷光を発する、紫色をしたバスケットボールみたいな見た目。デブリヘイムの体内に存在していた鉱石を取り込む事により擬似的な声帯を獲得し、人との意思疎通を不自由なく行えるようになった。
普段はツカサが装備する『ヴォルト・ギア』と呼ばれる腕時計型の端末へと収納されていて、有事の際や気が向いた時等に飛び出してくる。
『マザー』との決戦により大量に確保された鉱石を何割か融通して貰えるようにカシワギ博士と交渉しているようだが、その真意は次の話辺りで明らかになるかもしれない。
「プリン?……それ、私が食べられる物なの?私は電力以外お断りよ」
見た目のモデルはテイ〇ズオブシン〇ォニアの雷の精霊。口調はFa〇eのメ〇トリ〇ス。
〇コードネーム:カシワギ博士
元は初老を迎えた男性だったが性癖を拗らせに拗らせた結果、「俺自身が幼女になることだ」という結論に至りそれを体現した天才。
ツカサ達の上司であり支部長でありダークエルダーの幹部の一人であり技術開発部のトップ。変態に技術を持たせた結果がこれだよ!
特撮やアニメにも精通しており、彼女が気に入った次の瞬間には何かの試作品の制作が始まっているとも言われるはた迷惑な人。
他の支部や本部にも技術班が待機しているのだが、そちらの人達はもれなくカシワギ博士の弟子達なので……まぁダークエルダーの裏方は大体彼女の思うがままに近いのかもしれない。
「ワシなら完全オートメーション化した上で出来たてのプリンとパンケーキを出せるようにするわい」
〇コードネーム:カゲトラ
ツカサの同期で戦闘員で筋肉自慢の男。ツカサを相棒と呼び、ツカサが支部へと配属されてからは常に同じ戦場に立ち、怪人スーツを着てアシストを務めてきた。
熱々のたこ焼きを相手の口に放り込む恐ろしい怪人ホッタッコなど、大半の怪人スーツは彼が着用している。
デブリヘイム事変の際に使用していた怪人スーツ『アーミーΔ』は、近代兵器を多数操ることの出来る、一部ではコ〇ンドーとすら呼ばれるほど親しみのあるスーツなのだが、実際の銃器を威嚇目的以外で一般人に向けるのは彼らの美学に反するため、対人外戦闘以外では封印されている不遇な子なのであった。
「筋肉は鬱に効かないかもしれないが、少なくとも幾分かはポジティブになれる。筋トレは、いいぞ!」
〇ブレイヴ・エレメンツ
本作のヒロイン枠であり、ダークエルダーを倒そうとしているヒーロー。
デブリヘイム事変ではしぶしぶダークエルダーを味方として認めてくれていたが、終わってしまえばまた敵同士である。
今日もまた平和の為に、黒タイツを叩きのめす日々が始まる。
・ブレイヴ・サラマンダー
ブレイヴ・エレメンツの片翼。炎のエレメント能力を操る、真紅の髪の大槍使い。
デブリヘイムとしばらく戦っている内に、昆虫を見るや「焼かねば」という思想に囚われるようになった。大槍の扱いもだいぶ慣れてきて、懐に入られてもある程度であれば対処できるまで成長している。
変身者は……一応不明って事にしておいてください。
「プリン?なんでオレがダークエルダーの食堂事情を聞かされなきゃいけないんだよ」
モデルは戦〇絶〇シン〇ォギアの天〇奏。
・ブレイヴ・ウンディーネ
ブレイヴ・エレメンツの片翼。水のエレメント能力を操る、淡い青の髪を結った刀使い。
自身の技量ではデブリヘイムの装甲を断つ事ができず、必殺技に頼ってしまった事を密かに悔やんでいる。次にデブリヘイムと出会った時は、サラマンダーに焼かれる前に練習台にしてやろうと企んでいるが、『マザー』並の装甲を持った相手に出会えるかどうかは神のみぞ知る。
「プリン、美味しいですよね。特に下呂温泉の温泉プリンとか、また食べたいです」
モデルは同じくシン〇ォギアより、風〇翼。
〇夕陽の公園で出会った少女達
夕陽の綺麗に見える公園でツカサが出会った、地元の学園の制服を着た少女達。その後ナンパされていたりお見舞いに来てくれたりと何かとツカサと絡む機会がある。
イメージモデルは、ふ〇りはプリ〇ュア。
・日向 陽
茶髪に染めた短い髪と、制服の上からでも分かる巨乳が特徴の特撮好きな美少女。
一人称は『オレ』。
ツカサとほぼ同じ身長をしていて、性格も男勝り。
特撮の話でツカサと意気投合し、映画を見に行くだけではあるがデートも経験している。
ツカサに惚れているのかって聞かれると、まだ脈はないなってなる(ヒロインェ……)。
「プリン?焼きプリンなら大好きだぜ」
・水鏡 美月
長く綺麗な黒髪を緩く結び、どこぞのお嬢様のような雰囲気を漂わせている美少女。
一人称は『私』。
小柄だがモデル体型。若干暴走気味である陽のストッパー役。でも自身が気に入らない事に直面すると、今度は美月の方が暴走気味になり陽がストッパーに回る。いいコンビ。
ツカサの事は、陽の趣味を馬鹿にせず、同じレベルで付き合ってくれる良い人という評価。でも完全に信用はしていない。
「いつまでプリンの話をしているんです?必要なんですか、その話……」
〇流星装甲アベル
変身者はコードネーム:トウマ。
デブリヘイムを乗せた隕石と共に地球へと落下してきた、特殊な鉱石で出来た鎧を身に纏い、幼馴染を攫ったデブリヘイム『マザー』を数年に渡って追いかけ続けてきた苦労人。
得物は鎧と同じ鉱石でできた片手剣と拳銃。
此度の決戦で『ゆかり』と呼んだ幼馴染を無事救出し、因縁に決着を付けることができた。
使命から解放された彼は、今後デブリヘイムの残党退治をしつつ、正式にダークエルダー所属のヒーローとして活躍してくれるようだ。
変身者のモデルは、とある魔〇の禁〇目録より上条〇麻。
アベルのモデルはきっとビー〇ァイター。今の今まで考えてなかった。
「へぇ、プリンか。ゆかりが退院したら食べさせてあげたいな」
〇コードネーム:大杉 カレン
ツカサの妹にして、ダークエルダーの見習い隊員。まだ学生なので、アルバイトという形で所属している。
昔、ツカサが肩まで伸ばした黒髪を褒めた事があり、それ以降はずっとその長さで整えている。
主な活動は大人の目の届きにくい学校という名の閉鎖空間の情報収集。それとダークエルダー直営の喫茶店の店員。コスチュームが割とお気に入りらしい。
今回の作戦の会議場に自身の所属している店舗が選ばれなかったので若干不服顔。その分物語の裏でツカサの財布が軽くなったりもしたが、それは余談であろう。
モデルはダ・〇ーポIIより、朝倉 〇夢。
「プリン!?プリンですか!やったぁ!……え、社員食堂じゃあ休日に出るしかないじゃないですかやだー!」
〇コードネーム:ブロッサム中佐
デブリヘイム事変の際に、規模の大きな作戦になる可能性を考慮して呼び出された作戦指揮に向いている強面の軍服男性。ダークエルダー幹部。
趣味はガン〇ラ作りとジオラマ作成。あとサバゲーを少々。仲間思いで情に厚く、頼りになる上司筆頭。
余談だが、ブロッサム中佐までがコードネーム。別に元中佐だとか現役軍人だとか、そういうことはない。
轟雷の話は聞いていたが、企業秘密となっていた為に黙っていた。
「ほう、プリンですか。大したものですね」
〇地球外生命体デブリヘイム
ある日突然、隕石と共に地球へと飛来した地球外生命体。その姿は昆虫と類似しており性質も近いものを示しているが、小型の者でもサイズは成人男性程もある為、ようするにめっちゃ怖い。
日本の至る所に現れては人間を捕食し糧としようとする、人類の天敵。その装甲は生半可な攻撃では砕けないし、五感も人間より優れている。ただし知能はさほどでも。
・デブリヘイムの親玉『マザー』
飛来した隕石と共に地球へと降り立ち、小型のデブリヘイムを産み続けてきた、正しく『マザー』。
最初の頃は幼虫の姿で、アベルの幼馴染を取り込んだ後、アベルにより半殺しにされ地中へと身を隠した。
現地の生命体を取り込むのは種族としての習性であり、それを頭部へと配置し徐々に知識を読み取って強くなり、星を支配したらまた卵を宇宙へと放出する、という事を繰り返してきたのである。
あのまま放っておけば数年後には日本語を体得し、日本全土を覆う程増えた小型デブリヘイムを率いて世界制覇を目指したであろう。
ちなみに成虫状態での再生能力は異常で、身体の半分程度の損失であれば即座に回復し、より強固な姿となる事ができる。今回はパイルバンカーの一撃で半分以上が消し飛び、再生する前に残りを焼かれた為そのままお陀仏となった。
コラージュモンスターとなったのは、読み取った知識の中で自身と類似した生命体(つまり地球の昆虫)のいいとこ取りをしようとした結果である。
〇引金戦隊 ガンレンジャー
『レッツ・アクション!』
「赤き銃口、ライフルレッド!」
「青き弾丸、カービンブルー!」
「黄色の銃身、ショットイエロー!」
「緑の迷彩、マシンガングリーン!」
「黒き弾倉、リボルバーブラック!」
『我ら、悪を撃ち抜く五つの閃光!』
『引金戦隊!ガンレンジャー!!』
……の、名乗りでお馴染み。銃をモチーフにした教育に悪そうな戦隊ヒーロー。
カゲトラの通うジムの先輩方であり、筋肉ムキムキのメチャ強集団である。
あまりの強さに、敵対していた悪の組織『マッジョウェル』は半年ももたなかった。ダークエルダーは早々に彼らと交渉し、今のところは中立の立場をとってもらっている。
デブリヘイム事変では黒雷達と肩を並べ、共に『マザー』へと至る道をつけるために尽力した。
「プリンか。プロテインで同じ味を再現できたりしないだろうか?……え、ダークエルダーにいる博士に頼めばやれそう?」
〇謎の占い師
唐突に登場し『マザー』の居所をダークエルダーに伝えすぐに退場した謎の多い存在。
シーンへの登場も拒否するし、秘密を探ろうにも判定を成功させるには2d6でクリティカルを出さなければならないほど、余程の幸運がなければ出会えない。
一説には、フードを被った胡散臭そうなお兄さんだったという声も。
〇アイテム紹介
・コクライベルト
ツカサが黒雷へと変身する為に用いる変身ベルト。
形状は平成初期ライダーの変身ベルト……ぶっちゃけアー〇ルと近い形状をしており、「変身」の掛け声だけで変身が可能。
・ヴォルト・ギア
日常的に付けていても違和感のないような腕時計の形をしており、幾つかのボタンで色んな機能を使用可能。現在はコクライベルトを取り出すボタンと瞬時に黒タイツへと早着替えできるボタン以外機能していない。
ヴォルトは普段この中に隠れており、有事の際や気が向いた時には飛び出してくる。
・轟雷
ツカサが発案し、カシワギ博士が設計し、全国のダークエルダー支部技術室の製造ラインを一時的に乗っ取って(職員が喜んで協力した)完成した、巨大な杭打ち機。
その姿は東洋龍にも似ていて、遠目から見れば、「龍が大きく開いたアギトで敵を飲み込まんとした瞬間、炎を吐いて敵を爆散させた」ようにも見える。
打ち出す杭には多量の爆薬が仕込まれており、敵を体内から爆散させ、発生した焔で全てを焼き尽くすように設計されている。
名前の由来は、杭を打ち出した瞬間に雷が落ちたような轟音がする所から。一応仮名のはずだが、誰もが受け入れているためこのままになる可能性も。
二章までの情報はほぼ纏められたとは思いますが、何かしら抜けていて気になったら連絡をお願いします。
しれっと更新しているかもしれません。
……おかしい。本編の更新よりも文量が多いぞ……?