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悪の組織とその美学  作者: 桜椛 牡丹
第五章 『悪の組織と夏のデキゴト』 後編
204/385

□これまでの登場人物等のまとめ その5

いつも通り本編よりも長くなりました。

〇悪の組織『ダークエルダー』

 言わずと知れた悪の組織。詳細は割愛。

 夏が過ぎてどのヒーロー達も皆、強化形態や追加戦士の参入により戦力が増す中、何故かボランティア活動に精を出すようになった異様な組織。


 政界、流通、教育機関などなど、目には見え難いところで支配権を広げてきた組織であり、すでに数多のブラック企業をホワイトに塗り替えてきた実績もある。その為に市民の間ではそれほど評判が悪くなく、むしろ積極的に協力しようとする者まで増えている始末。


 全身黒タイツとちょっと手強い程度の怪人しか出してこないし、破壊活動は一切行わない為ヒーロー達からの評価も悪くない。手が空いている時に出現すれば倒すかー、位にしか思われていないのである。

 最近は自警団紛いの活動にも熱心なのと、子供人気も何故かあって迂闊に叩けないようだ。



〇コードネーム:ツカサ、又は大杉 司(本作主人公)

 死にかけてパワーアップ! ……というワケではなく、肉体的には()()()変化はない。ただノアとルミナストーンがちょこーっとだけ悪さをしただけである。……ホントだよ?


 今回の秩父山中調査は『姫』と『王子』の討伐により一旦休止。何者かにワイバーンが狩り尽くされそうになった為、偶然見つけた巣から卵をいくつか拝借し持ち帰った。

 その時に一悶着あったにはあったが……そのお話は本編で。


 スズの作ったワイバーンフルコースの味が忘れられず、また作って欲しいと願ってはいるが言い出せない。というかそちらの思考にたどり着く前に何故か脳裏に電流が走り、思考が別の方向に誘導される。

 

 家に帰ってから何故かカレンに怒られ、機嫌を直してもらう為に今回の仕事で勝ち取った特別有給日を丸々潰したのは組織内で笑い話として定着している。


 黒雷スーツを装着しノアが憑依する事で、一時的にだが超常的な加速を得る事が可能になった。

 強い! 速い! 硬い! の三拍子が揃った怪人となったのである。



〇大精霊ノア(元雷の精霊ヴォルト)

 ヴォルトが進化し大精霊となった姿。

 規格外のアップデートをさせられた為に、色々と把握しきれていない能力やら何やらに目覚めてはいるらしいが、根本はそんなに変わっていないとは本人の談。


 依代にしていた人形とルミナストーンの欠片を取り込み、身長や容姿等は自由自在に変化させられるようになった。

 それでツカサの好みど真ん中を刺しているのは……まぁそれだけお気に入りって事で。


 滝宮 帝やコッペルナと知り合いのようだが……?



〇コードネーム:カレン、又は大杉 歌恋

 ツカサの妹にしてブレイヴ・シルフィ。

 黒雷のファンであったが、その正体が実の兄と知ってそのまま推すべきかを思案中。

 親友である楓の恋? を応援してやりたいが、ズボラで鈍感で特撮バカである兄と本当にくっ付けて良いものかと苦悩している。

 なので兄の惚けた面を見る度にイライラしたりすることも。


 その兄が秩父で怪我をしたと聞いて本気で心配していたのに、帰ってきたらほとんど完治しているし美人を連れ歩いているしそれが大精霊ノアだしで、なんとなく滅茶苦茶ムカついたので一日使って引きずり回した上でちょっと高価なケーキセットまで買わせた。

 持ち帰ってきたワイバーンの干し肉は小分けにして一部を親に送ったらしい。


〇滝宮 帝

 神社の巫女さんにして何やら重要そうなポジションに居そうなそうでもないような万能少女。

 コスプレ趣味。普段着が巫女服。


 コッペルナとヴォルトの古い友人。カシワギ博士とも旧知。



〇ヤミの魔女コッペルナ

 気軽に空は飛べないが、魔法陣さえあれば割と何でもできる人。

 「使用するのは魔術なのに魔法陣とは……。いえ、そちらの呼び方で世に定着している以上文句を言っても仕方ありませんが……」とは本人の談。


 滝宮 帝とヴォルトの古い友人。


 ツカサに対する好感度が5下がり、あの占い師に対する好感度が100下がった。



〇カシワギ博士

 最後に意味深な事だけ呟いて、そのすぐ後に爆睡していた。



水鏡 美月(みかがみ みずき)

 この章においてヒロインレースの最前線に躍り出た美少女剣士。

 実はその正体は、巷で噂のあのヒーロー、ブレイヴ・ウンディーネだったのだ!!


 強さの追求に余念がなく、父親で己の師匠である真人を越えたい、勝ちたい、打ち負かしたいと常々考えている。

 その為、真人と試合とはいえ生身で打ち合ったツカサに尊敬の念を抱いている。ヒーローとしてや歌恋の兄としての彼も見ているため、信用してみようと考え始めた。


 休みを利用して魔境と噂の秩父山中にまで乗り込んだが、初戦の相手が悪く敗退。黒雷に拾われその後の行動を共にした。

 得るものは無かったようにも思えるが……?



〇水鏡 真人

 美月の父親にして剣術道場の師範。

 心身ともに強靭な武人ではあるのだが、それは一般人の中ではの話。実際は加齢も相まって符術等に頼らなければ最前線で戦える程の体力はない。


 霧崎とは友人であり、別々の道を歩んだ後でもそれは変わらない。たまに行きつけの居酒屋で一緒になった際には朝まで飲み明かし美月に叱られる事もしばしば。


 ツカサも、その弟子である星矢も大層気に入っている。

 守るべき者がいる強さ、若くてよろしい!



土浦 楓(つちうら かえで)

 カレンの親友でありブレイヴ・ノームであるボクっ子少女。

 ツカサに恋をしている……というよりはまだ、恋に恋してるような状態。


 ノームである事を知られたので、美月達から気軽に人前で変身するなと怒られた。

 だが本人は人助けの為なら躊躇するつもりはない。



〇泉 星矢&宝条 瑠璃

 ツカサの誘いで道場に通うことになった巫女&騎士。

 もう両想いの為語るべき点は少ない。爆発しろ。


 我流で“気功”のチカラに目覚めた少年は、道場に通う戦闘狂達にとってはまさに超えるべき指標となった。その為毎週のように門下生と試合をして青アザを作り、即座に瑠璃が回復させるというサイクルが完成しつつある。


 道場に通う度に真人の目が怖いらしい。

 いつか「そろそろ狩るか……◆」とか言われそうとは星矢の談。


 瑠璃は美月と並ぶヒロインとして祭り上げられ、ヒーラーとしても優秀な為にもはや道場に無くてはならない存在と化している。

 男子諸君もダメ元で告白してみようか、なんてノリにはなるらしいが、まず美月でも瑠璃でも本人か騎士を倒さない限り意識してすら貰えない為、誰も実行に移せてはいない。



枢 環(くるる たまき)

 忍者である前に恋する乙女であった女性。

 今回は目的の物を見つける事ができなかったが、それは他の者も同様である(デブリヘイム討伐に集まったヒーロー達により蹂躙された)ので、慌てなくてもいいかとなりだした。


 というか半分どうでもよくなり、カゲトラの誘いでダークエルダーに就職した。今後はカシワギ博士の計らいでカゲトラとバディを組みつつ仕事に取り組むらしい。

 これからちょくちょくとツカサ兄弟に相談に来たりするようになるのだが、それはまた少し先のお話。



〇コードネーム:カゲトラ

 影の薄かった筋肉。環に対して人生初の感情を抱いたので、浮かれてなるものかと筋トレ量を二倍にしたら翌日筋肉痛になった。

 今回は新品の怪人スーツを着用したのだが、見せ場が無かったのが悔しいらしい。



〇コードネーム:スズ

 『姫』を相手に立ち回るヒーロー達の姿をその目に焼き付け、己の為に研究を重ねるくノ一。


 料理が美味しいと評判だが彼氏はまだいない。というかずっと裏社会で生きてきたのでそういう事に疎い。



斉藤 剣里(さいとう けんり)

 黒雷達のピンチに舞い降りた銀騎士にして、美月の弟弟子。双の黄金剣から放たれる謎のビームは高火力で、相手が『マザー』クラスのデブリヘイムでなければ余裕で消滅させられるだけの能力を秘めていた。


 道場での実力は中の上か上の下辺り。良くも悪くも武装頼りなので、美月から心配されている。



〇カスティル=シシオウ

 “最強”の通り名を持つ男。

 焔を思わせる紅い髪に宝石のような深緑色の瞳、彫りの深いダンディフェイス。筋骨隆々の身体を覆う薄汚れたノースリーブのシャツとポケットの多いズボン。

 どこぞのファンタジーから迷い込んだようなナリをした、戦略兵器レベルの暴力の化身。それが彼である。


 秩父山中にはとある目的があったが、『姫』を捕らえた事で一応達成したらしい?


 全国各地を巡って旅をしているせいか、あまり金を持っていない。現地で稼ぎ現地で消費し宵越しの金は募金箱に突っ込むという生き方を好む。

 そのせいでたまに空腹で倒れていたりもするが、その度に誰かに助けてもらいながら生き長らえてきた。



〇仮面ダンサーストローグ、又はクオン

 本物のストローグがアクワラジによって捕らえられたあと、その姿を借りてアクワラジに戦闘を仕掛けていたデブリヘイムの兵隊のひとり。


 ストローグに恋をしており、それもあって人類と敵対する気はもうない。ふたりで静かに暮らせる環境を求め、ダークエルダーを頼った。


 バッタの顔をしたデブリヘイムであり、キック力は相当なもの。今後も出番があったら……いいなぁ。



〇ジャスティス白井(ホワイ)

 正義の執行人を名乗る半グレ組織。

 よく神〇町で歩いていると出くわすようなザコ敵集団だが、所持している武装はそれなり。


 ドンガラみつおはあの事件のあと一週間に渡り矯正され、今では立派なドルオタとして生まれ変わっている。



〇『姫』&『王子』

 『マザー』クラスのデブリヘイム兄妹。

 自己再生、自己進化、自己増殖を兼ね備えた化け物であったが、とにかくその脅威は去った。

 全員分纏めたつもりですが、もし抜けていたら後日にしれっと加えているかもしれません。


 次回からは第六章。

 まだまだ続きますが、どうか気長い御付き合いをお願い致します。

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