□これまでの登場人物等のまとめ その3
〇悪の組織『ダークエルダー』
主人公の所属する悪の組織。まともな説明は前のまとめで書いているため省く事とする。
ツカサ達が傭兵としてヤクザと抗争していた頃、ダークエルダー内部は、「昼食のデザートにはプリン派」と「昼食のデザートにはコーヒーゼリー派」と「甘い味はするけど糖分ゼロのプロテインは無いのか!?派」に別れ、混沌を極めていた。
プリン派に所属していた天災科学者カシワギは、この騒動を収めるために『パンドラ☆ボックス』という怪しい発明をし、それを全てのダークエルダー基地へと配備した。
その『パンドラ☆ボックス』はなんと、中に材料さえ入れておけば注文から10秒であらゆるデザートを作成できる夢のマシンだったのだ!
……その箱の存在が、後に災いをもたらす事になるのだが、それはまた別の話。
〇コードネーム:ツカサ、又は大杉 司(本作主人公)
今回はとても主人公していた本作の主人公。
霧崎という漢から“気功”を習い、決戦ではそれを使い勝利していたが、入院後に練習してみてもなかなか発現しなくなってしまった。
目が覚めた霧崎曰く「ノリが悪いんじゃねぇか?」とのこと。要検証。
甘い物が好きなツカサは、昼食にデザートが付くなら何でも良かったので、最初はこの内乱を傍観するつもりでいた。
しかし、周りがそんな半端を許しはしない。ツカサの退院後にも争いは続いており、遂には武力衝突寸前まで悪化していたのである。
プリン派として周囲から認識されていた彼は、当然プリン派につき戦うものとばかり思われていた。プリン派要人からのプリンフェスへの誘いや、他派閥からの襲撃が相次ぐ中、ツカサはひとつの決意をする。
なんと、ツカサは「ラブ・アンド・デザート」という独自の理念を掲げ、たったひとりで全派閥との孤独な戦いへと身を投じたのである。
それぞれの派閥が持つ『トッピング・ボトル』を集め『パンドラ☆ボックス』へと集めればダークエルダーを救う事ができると、怪しい天災科学者に唆されたツカサは、それを求めて各派閥との争乱へ割り込んでいく──。
〇黒雷
ツカサが《コクライベルト》を使用し変身した姿。
ヒーローとの戦いやデブリヘイム事変、傭兵事業の成功など、大きく目立つワケではないが、それでも確かに残る戦績は、ツカサというコードネームよりも黒雷というの名を組織の中で広める結果となった。
つまり、「黒雷って名前と功績は知ってるけど変身者は知らない」という状態が拡がりつつあるのだ。
それが今後どのような状況を産むのか。それは多分、未来の出来事だ。
〇ハク
ツカサが変身する、黒雷とは別の姿。ダークヒーロー。
白狐をモチーフに設計された剣士で、《白狐剣》と呼ばれる特殊な剣で戦う。
この白狐剣自体が変身アイテムであり、「白狐剣装」と叫ぶ事でツカサはハクへと姿を変える。
ツカサが過去に提案した『ダークヒーロープロジェクト』の第一号であり、ツカサがダークエルダーとは無関係の事件などにチカラを振るいたい場合に使用できるよう開発された。
〇雷の精霊ヴォルト
ツカサと同居している精霊。もはやヒロインではないかと、作者は思い始めている。
今回のお話で人形サイズの身体と、それを一時的に分解し表面積を大きくする事で擬似的に大人姿として見せる事が可能になった。
また食事が可能になり(精霊姿ではまず味が分からず、その行為も必要としなかった)、味を楽しむ事を覚えたため、ツカサを連れて外食をするのが趣味となっている。
流石にダークエルダーの内乱には手を貸さず、ひとり優雅にケーキセットを嗜みつつ、離れた所で微笑ましそうに騒動を見守っている。
隠れファン多数。
〇コードネーム:カシワギ博士
今回はあんまり出番のなかったお方。その分裏で様々な事を行っていたが、本編へと影響が出るのはまだ先。
〇コードネーム:イオナ
またの名を、ヴァーチャルアイドル『裏見恋歌』。
ツカサの過去を知る(大して重要ではない)人物であり、今回は椎名救出作戦の為にお呼ばれして歌って踊って帰った人。
ツカサとは知り合い以上友達未満。でもサシ飲みはする。
作詞作曲をひとりで行い、ネットの隅っこで細々とボ〇ロ曲として上げていたり、自身で歌ってみたりしていた所をスカウトされた。
〇ブレイヴ・エレメンツ
「ブレイヴ・エレメンツゥ! 何故君達に今回は出番がなかったのか! 何故君達は今回紹介が雑なのか! 何故未だに正体不明なのかァ!」
「やめろー!」
「その答えはただひとーつ!」
「それ以上言うなー!」
「それは君達が強過ぎて、扱いに困るからだァ! ブァハハハハハハァァァ!!」
〇霧崎 龍馬
今回のお話で、バトルジャンキーだったりツカサと師弟関係になったりライバルポジになったりと属性が忙しかった人。
背中に『金獅子』を背負う任侠の漢。“気功”と呼ばれる特殊な能力を使い、生身でもヒーロー級の戦闘力を持つやべーヤツ。
多くのヤクザ達に慕われ、一度は総長を務めたものの、前線でバトってたい彼はすぐに辞めて組長へと戻った。
それが今回の事件の発端となり、多くの人間を苦しめる事と相成った。それもあってか、カタギであったのに無理矢理この世界へと放り込まれてしまった椎名には特別に気を配っている。
モデルは〇が如くの桐〇ちゃん。
〇椎名
魔砲少女シイナ。
本編では椎名としか呼ばれなかった。
孤児院から引き取られ、何やかんやされて地獄を見続ける事になった悲劇のヒロイン。
歌が唯一の心の拠り所で、特に『裏見恋歌』のひねくれた曲を気に入ってよく口ずさんでいた。
その歌声は精霊すら供物として認める人類の至宝。
今はダークエルダーに引き取られ、平穏な生活が多分約束されている。
今後の登場は未定。
モデルはF〇teシリーズのイ〇ヤスフ〇ール。
〇コードネーム:スズ
変化の術が得意なクノイチ。その界隈では優秀だと評判らしい。
元は春日井夜一郎忠文に雇われただけであったが、椎名に同情してしまったため彼女を救出するために尽力し、その後にダークエルダーに所属する事になった。
主に逆らうという御法度を犯したせいか、罪滅ぼしのつもりなのか前線のキツい部署を希望。入退院を繰り返すツカサの部下という形で収まった。
「~っス」が口癖。
モデルは今のところなし。
〇春日井夜一郎忠文
今回のラスボスにして平気で軍隊並の勢力を薙ぎ払った総長。
齢八十を超え、なおも野望を捨てきれなかった傑物。
背中には、血に塗れ修羅へと堕ちた嗤う赫鬼が彫られている。
霧崎の師匠であり、“気功”使い。今回は野望を潰されて諦めてくれたが、殺し合いとなっていたら誰も無事では済まなかっただろう。
性格は苛烈の一言で、自身の野望の為なら他人なぞ知ったこっちゃない、と言った感じ。
ツカサが入院している間に、ダークエルダーの戦闘教官という地位に落ち着いてしまった。交渉はメジャー・スミスが行ったようで、交渉内容は極秘情報として扱われている。
モデルは〇姫絶〇シンフォ〇アより、風鳴〇堂。
えらくはっちゃけた内容となってしまいました。
でも同じ説明を繰り返すよりは、いいかなって……(反省の色なし)。
次回からは四章が始まりますが、四章は今のところ、彼らが夏を過ごす上で起こる事件やイベント等を上げていく、小話的な何かにする予定です。
夏、いいですよね。クーラーの下で食べるアイスほど美味いものはないです。アウトドアな思い出は私にはありません。暑いのは嫌いですから。