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二人きり

俺は窓の外を見る。


今は休み時間で、俺の隣の席の転校生は尋常じゃない程人が集まってる。


夏美も同じクラスでいつも一緒にいるけど、今は夏美も転校生の所にいる。


まぁ、それでいいんだけど。


昨日キスしてそのまま逃げちゃったし。


はぁ、どーしよ。


夏美は気にしてない感じだったし。


それはそれで少し落ち込む。


「はぁ」


「相川さん」


「なに?」


俺は無理やり笑顔を作る。


「学校案内してもらえますか?」


なんで、俺なんだよ。他に沢山いるじゃん。


「俺でいいの?」


「相川さんがいいの」


俺は夏美の方を見る。


少し怒ってるような。


「じゃあ、夏美も一緒じゃだめ?」


「うん、私相川さんと二人きりで話したいから」


「ひーくん、行ってあげなよ」


夏美が言う。いつもより笑っていて怖かった。


「分かった、行こう、赤石さん」


「はい」


***


今頃ひーくん、赤石さんと……。


なんで心にも無い事言ったんだろ。


はぁ、今更後悔。


しかも、あの二人お似合いだし。


それに、なんで昨日キスしたんだろう。

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